当日券は14時から販売いたします。
主催公演
アンサンブル・ア・ラ・カルト
今井信子presents フォーク・ソングス~ハンガリアン・スケッチ~
2019 3/2(土)
15:00開演
ハンガリーの民俗音楽、そしてバルトークの真髄に迫る旅
今井信子は音楽の核には常に「歌」があり、その源泉は人々が受け継いできたシンプルな民謡のメロディーにあるという。そのような思いから東欧の民俗音楽に大きな影響を受けたバルトークの作品に近年積極的に取り組み、バルトークに関するリサーチを進める過程でハンガリーのヴァイオリニスト、ミハーイ・シポシュ氏と出会った。シポシュ氏はクラシックのヴァイオリンを学んだ後、自らのルーツであるハンガリーの伝統音楽に取り組むようになり、ムジカーシュという民俗音楽を演奏する音楽グループを結成した。世界各地で演奏活動を行う傍ら、ブダペストで先祖から受け継いだ伝統音楽を、そして音楽と共に生きる喜びを次世代へ伝えるべく子供向けのワークショップを積極的に行っている。なおムジカーシュの音楽は高畑勲の映画「おもいでぽろぽろ」でも使用されている。豊かな音楽の伝統を持つハンガリーからもう一名、今井とともにマドリッドのソフィア王妃音楽院でも教鞭をとるピアニストのマールタ・グヤーシュも招き、時代を超えて受け継がれるハンガリーのメロディー、そしてそこから生まれた数々の作品を披露する。
「ハンガリーは他のヨーロッパ諸国と比べても決して豊かな国ではありません。でもその分この国の人々の音楽にかける純粋な思いはとても強いように感じます。ハンガリーはそのような音楽の伝統、宝物が沢山詰まった国です。あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールのお客様にも是非その豊かな音楽文化に触れていただきたいと思います。」(今井信子)
出演 | 今井信子(ヴィオラ)
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曲目 | ▼バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz.56
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座席 |
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料金
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一般 ¥4,000 →友の会価格 ¥3,600 学生 ¥1,000(限定数・電話予約可・当ホールのみのお取扱い) *各種クレジットカード利用可
【発売日】 友の会優先予約:2017年9月21日(金) E-PHX優先予約:2017年9月25日(火) 一般発売 :2017年9月26日(水)
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主催 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
協賛 | 鹿島建設株式会社 サントリービバレッジソリューション株式会社 |
協力 | 一般財団法人 小野文化財団 |
後援 | ハンガリー大使館 |
問い合わせ先 | ザ・フェニックスホール チケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
備考 |
出演者について
今井信子(いまい・のぶこ/ヴィオラ)
桐朋学園大学卒業。イェール大学大学院、ジュリアード音楽院を経て、1967年ミュンヘン、68年ジュネーヴ両国際コンクールで最高位入賞。70年西ドイツ音楽功労賞受賞。ベルリン・フィル定期や小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラとのザルツブルク音楽祭出演など、世界の桧舞台で活躍を続けている。マルボロ、ラヴィニア、ヴェルビエなど世界各地の音楽祭にも頻繁に招かれている。2003年にはミケランジェロ弦楽四重奏団を結成、カルテットのメンバーとしても積極的な活動を展開している。日本では、1987年より東京カザルスホールの音楽アドヴァイザーを務めたほか、<カザルスホール・アンサンブル>、<ヴィオラスペース>などの企画・演奏に携わる。2011年4 月よりザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザー。フィリップス、BIS、グラモフォンなどから40以上のCDをリリース。これまでにエイボン女性芸術賞、文化庁芸術選奨文部大臣賞、京都音楽賞、モービル音楽賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞を受賞。紫綬褒章、旭日小綬章受章。スイス在住。アムステルダム音楽院、クロンベルク・アカデミー、ソフィア王妃高等音楽院各教授。上野学園大学特任教授。北京中央音楽院客員教授。
ミハーリ・シポス(Mihaly Sipos/ヴァイオリン)
1948年ブダペスト生まれ。羊飼いの祖先をもつ父、羊飼いの古い民謡、ダンスに精通した祖母を持ち、母方の祖父は偉大な歌手でありクラシック音楽の愛好家であった。またシポスの母親はリスト音楽院でピアノを学んでおり、ミハーリは音楽に溢れた環境の中で育った。コダーイにより設立された有名音楽学校に入学し、7 歳でヴァイオリンを始める。その後11年間クラシックのヴァイオリンを学んだ。1972年より伝統音楽に取り組むようになり、1973年には友人のDaniel Hamar、Sandor Csooriと共にムジカーシュを設立、同アンサンブルのリーダーをつとめている。またムジカーシュではヴァイオリンのほかにツィターも演奏している。ムジカーシュのコンサートやレコーディングでは音楽監督を務め、ゲスト出演するクラシック音楽の奏者とのコーディネーターもつとめている。
マールタ・グヤーシュ(Marta Gulyas/ピアノ)
ハンガリー出身。5歳からピアノを始める。ブダペスト・リスト音楽院でラントッシュ・イシュトバーンに師事。卒業後モスクワ音楽院でドミトリー・バシュキロフのもと更なる研鑽を積む。ドビュッシー・ピアノ国際コンクール第3位、レオ・ワイナー国際室内楽コンクール第1位、ハンガリー・ラジオ・ピアノ国際コンクール第3位など数々のコンクールに入賞している。「ハンガリーの文化」賞、スペイン・ソフィア王妃名誉勲章、レオ・ワイナー・メモリアル賞ほか受賞多数。演奏活動の傍ら後進の指導にも熱心に取り組み、現在リスト音楽院(ブダペスト)室内学科准教授、ソフィア王妃音楽院(マドリード)ピアノ科・室内楽科教授、国際室内楽研究所(マドリード)室内楽・ピアノ教授をつとめている。ハンガリー・ベーテルチャバ音楽祭芸術監督。