当日券は14:00から販売いたします。
主催公演
レクチャーコンサート
フェニックス・リベラルアーツ・プロジェクト vol.2
「脳科学×現代音楽」 いま、劇場から考える、日本の文化、芸術。
2024 6/30(日)
15:00開演
ぼくたちは未来に、どのような音楽を聴こうとしているのか?
「脳科学」と「現代音楽」のあいだには何があるのか?〈クオリア〉をキーワードに、脳と心の関係を探究する脳科学者であり、音楽を愛し、文筆家、批評家としても多彩な活動を展開する茂木健一郎はこう語る。「音楽は、クオリアの芸術である」。「音楽は常に新しい。音楽は意識の一歩先を疾駆する。音楽は、けっして古びることのない予言である」。「現代音楽」は、なぜ《わからない》のか?「現代音楽」は、そもそも「現代という時代の音楽」という意味のはずなのに、なぜ、数百年もまえに作曲されたバッハの音楽が《わかる》のに、20世紀の音楽であるシュトックハウゼンやメシアンの音楽が《わからない》のか? 現代音楽を聴くことは、じつは、ぼくたちがいま、どのような時代に生きているかに向きあうことでもある。 〈ノイズ〉〈偶然性〉〈ミニマル〉など、それまでの伝統的な音楽語法を捨てて、激変する世界を音で描こうとした20世紀音楽。そして、いま、ぼくたちは未来に、どのような音楽を聴こうとしているのか?脳科学者の茂木健一郎、20世紀音楽のスペシャリスト、中川賢一とともに、脳科学と現代音楽の知性と音感がクロスする、スリリングなリベラルアーツ@現代音楽!ご期待ください。 (浦久俊彦)
出演 | 茂木健一郎(脳科学者) |
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曲目 | 第1部 茂木健一郎レクチャー「脳からみた音楽」~脳科学者が語る音楽の神秘 //////////////////// 第2部 中川賢一 20世紀音楽の展示室 //////////////////// 第3部 音楽はどこに行くのか?~脳とAIと未来の音楽 |
座席 |
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料金
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一般/¥3,500 ●価格は税込みです |
発売日 | 2024年02月20日(火) / 友の会優先予約:2/17(土) / E-PHX優先予約:2/19(月) |
主催 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
協賛 | 鹿島建設株式会社 サントリービバレッジソリューション株式会社 |
問い合わせ先 | ザ・フェニックスホールチケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
備考 |
●未就学児のご入場はご遠慮いただいております。 ●都合により出演者、曲目などが変更になることがございます。 |
出演者について
茂木健一郎 (もぎ・けんいちろう/脳科学者)
1962年東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。東京大学大学院客員教授。屋久島おおぞら高校校長。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現職。脳活動からの意識の起源の究明に取り組む。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。近著に『クオリアと人工意識』(講談社)。IKIGAIに関する英語の著作が、世界31カ国、29の言語で翻訳出版される。2022年4月には、二冊目の英語の著作The Way of Nagomi(「和みの道」)が出版された。
中川賢一 (なかがわ・けんいち/ピアノ)
桐朋学園大学音楽学部でピアノと指揮を学び、卒業後、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科首席修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。国内外の様々な音楽祭に出演。NHK-FM、NHK-BSなどに出演。新曲初演多数。ダンスや朗読など他分野とのコラボレーションも活発。あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールでは2021年「ミニマル音楽の軌跡〜オール・ライヒ・プログラム」、2022年「P.グラス『浜辺のアインシュタイン』(音楽監督/令和4年度第77回文化庁芸術祭大賞受賞)に出演。アンサンブル・ノマド、ピアノ・ツィルクス(5台ピアノ)各メンバー。(一財)地域創造公共ホール音楽活性化支援事業、ソニー音楽財団「こどものためのクラシック」各登録アーティスト。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。http://www.nakagawakenichi.jp
浦久俊彦 (うらひさ・としひこ/ナビゲーター)
文筆家、文化芸術プロデューサー。パリを拠点に文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。一般財団法人欧州日本藝術財団代表理事、代官山未来音楽塾塾頭、愛知県教育委員会教育アドバイザー、三島市文化アドバイザーなど、その活動は多岐にわたる。2021年3月、サラマンカホール音楽監督として企画した『ぎふ未来音楽展2020』が、サントリー芸術財団第20回佐治敬三賞を受賞した。著書に『138億年の音楽史』(講談社)、『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』『ベートーヴェンと日本人』(以上、新潮社)、『オーケストラに未来はあるか(指揮者・山田和樹との共著)』(アルテスパブリッシング)など。最新刊は『リベラルアーツ~「遊び」を極めて賢者になる』(集英社インターナショナル)。公式ホームページ:https://www.urahisa.com