当日券は18:00より販売いたします。

公演終了

主催公演

アンサンブル・ア・ラ・カルト

今井信子presents
アルト・ザ・デュオ-ヴィオラ・声・ピアノで綴る「歌」

2017 1/19()

19:00開演

今井3人

仏語で、中音域の声とヴィオラの意味を併せ持つ「アルト」。名手達の「響鳴」の粋。

出演

今井信子(ヴィオラ)

波多野睦美(メゾソプラノ)

高橋優介(ピアノ)

曲目

▼シューベルト:ソナチネ ニ長調作品137(今井&高橋)
▼ヘンデル:歌劇「ジューリオ・チェーザレ」より“涙のために生まれ”(トリオ)
▼スクリャービン:ピアノソナタ第2番「幻想 嬰ト短調 作品19(高橋)
▼マスネ:エレジー(トリオ)
▼フランク:シルフ(空気の精)(トリオ)
▼ウォルトン:歌曲集「3つの歌」(波多野&高橋)
▼ブリッジ:アルトとヴィオラのための3つの歌(トリオ)
▼ブラームス:アルト、ヴィオラとピアノのための2つの歌 作品91(トリオ)
(予定)

座席
  • 指定席
料金

一般 ¥4,500 →友の会価格 ¥4,050

学生 ¥1,500(限定数・電話予約可・当ホールのみのお取扱い)

*各種クレジットカード利用可

主催 あいおいニッセイ同和損害保険(株) 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
協賛 鹿島建設(株)
問い合わせ先 ザ・フェニックスホール チケットセンター
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
備考

出演者について

高橋優介さんは、上野学園大学の私の室内楽クラスの生徒でした。最初のレッスンで一緒にモーツァルトのヴァイオリン・ソナタを演奏したのですが、彼の演奏には驚いてしまいました。言葉にするのは難しいのですが、一緒に演奏していて伝わってくる何か、芸術家だけが持つ感性があるのです。まだ若いですが、まるで巨匠のようでした。高橋さんは直感的にハーモニーを感じる能力があるのだと思います。彼のような若い演奏家を見つけると嬉しくなり、育てたいと思ってしまいます。是非ザ・フェニックスホールのお客様にもご紹介したいと思いました。
波多野睦美さんは真の音楽家です。好きなものであればジャンル、慣習を飛び越えてとことん追求する、そういう方だと思います。一昨年のヴィオラスペースで初共演し、彼女の歌うダウランドの歌曲と私の演奏するブリテンのラクリメを続けて演奏したのですが、鋭い感受性と洞察力をお持ちの方という印象が強く残っています。時代が異なる二つの作品を繋げて演奏する意味を、深いところで理解して歌っていらっしゃることがとても強く伝わってきました。
声楽を入れたコンサートはいつかやってみたいと思っていました。このメンバーでどのようなコンサートになるか、今からワクワクしています。

今井信子(ヴィオラ奏者・あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザー)

 

 

 

今井クレジット付き今井信子 (いまい・のぶこ/ヴィオラ)
1943年東京生まれ。桐朋学園大学を経て米国のイェール大学、ジュリアード音楽院に学び67年ミュンヘン、68年ジュネーヴの両国際コンクールで最高位入賞。以後、北イリノイ大学、英マンチェスター音楽院などの教員を務めながら演奏活動を広げ、89年秋、武満徹がフランス革命200年記念で委嘱されたヴィオラとオーケストラのための「ア・ストリング・アラウンド・オータム」をパリで初演、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラとの共演で録音したCDがベストセラーとなった。87年の開館時からカザルス・ホールの音楽アドバイザー、90年からは同ホールのレジデント・クァルテット(カザルスホール・クァルテット)のメンバーとなった。同ホールでは91年からリサイタルをはじめ、翌年からは「ヴィオラという楽器の可能性を追求し、音楽性と素晴らしさを広めたい」との思いから「カザルス・ホール・ヴィオラ・スペース」と題したヴィオラのための音楽祭ヘと発展した。この事業ではヴィオラ奏者育成のためにマスタークラスを開催している。95年はヒンデミットの生誕100年を記念、東京、ロンドン、ニューヨークで開かれた国際ヴィオラ・フェスティバルの音楽監督を務めた。97年第1回淡路島しづかホール・ヴィオラ・コンクールの審査委員長。2003年ミケランジェロ弦楽四重奏団結成。2009年東京国際ヴィオラコンクール審査委員長。アムステルダム音楽院、クロンベルク・アカデミー、上野学園大学などで後進を指導、2015年10月からはスペインのマドリッドにあるソフィア王妃高等音楽院の教授に就任した。「エイボン女性芸術賞」、「芸術選奨文部大臣賞」、「京都音楽賞」、「モービル音楽賞」、「毎日芸術賞」、「サントリー音楽賞」を受賞。03年紫綬褒章、13年旭日小綬章受章。欧米を拠点にソリスト、室内楽奏者、教育者として国際的に活躍しているヴィオラの第一人者。ザ・フェニックスホールでは1997年5月、主催公演にクラリネット・トリオで出演(共演・フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌア=ピアノ、エルマー・シュミット=クラリネット)。また、自らが企画に携わるヴィオラ振興のための音楽事業「ヴィオラスペース」(主催・テレビマンユニオン)が2005年から毎春、ザ・フェニックスホールで開催されている。11年4月からあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザー。

 

 

 

波多野睦美クレジット付き波多野睦美 (はたの・むつみ/メゾソプラノ)  
宮崎大学教育学部卒業後、英国ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー、国内外で多くのコンサート、音楽祭に出演し、CD作品を発表、リュートソングの魅力と新たな可能性を示し、海外でも高い評価を得る。ソリストとしてのレパートリーは柔軟で幅広く、バロックから現代に至る。ヘンデルストラと共演。日本、英国の近現代歌曲にも積極的に取り組み、鋭敏な言語感覚、魅力的な人物像の表現と心安らげる声で聴く人に深い印象を刻む。作曲家から厚い信頼を得て、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、水戸芸術館での「高橋悠治の肖像」、サントリーホールでの「作曲家の個展:権代敦彦」などに出演。サイトウキネンフェスティヴァルの武満メモリアルコンサートにも出演している。モンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」のオッターヴィア、「オルフェーオ」のメッサジェーラ、パーセ NHKニューイヤーオペラコンサート」「名曲アルバム」「日本の叙情歌」「題名のない音楽会」などに出演。CD作品では「パーセル歌曲集/ソリチュード」など古楽器との共演による多数の録音のほか、作曲家・ピアニストの高橋悠治との共演で「ゆめのよる」「猫の歌」「風ぐるま」を発表。最新作で古楽器との共演による「イタリア歌曲集」は「レコード芸術」で特選盤となるなど、各方面から高い評価を受ける。国際基督教大学非常勤講師。

 

 

 

高橋クレジット無し高橋優介 (たかはし・ゆうすけ/ピアノ)
1993年千葉県生まれ。上野学園高等学校卒業、上野学園大学演奏家コース修了。現在、上野学園大学音楽学部専攻科在籍。第10回東京音楽コンクール第1位及び聴衆賞受賞。これまでに、上野学園管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団と共演。齋藤由里子、横山真子、宮本玲奈の各氏に師事。現在、横山幸雄、久保春代、川田健太郎の各氏に師事。芸術・文化若い芽を育てる会第5回奨学生。