当日券は18:00から販売いたします。
主催公演
アンサンブル・ア・ラ・カルト
今井信子presents
ロマンティック・トリオ~クラリネット・ヴィオラ&ピアノ
2015 12/1(火)
19:00開演
まろやか音色でブラームス聴き比べ。
精鋭ピアニストを交え古今の三重奏も。
ハレヴィさんは奏者としても、先生としても非常に高い評価を受けている方で、ドイツ系のクラリネット奏者ではない彼が、ドイツのトロッシンゲン音大の教授になったときは、音楽仲間の間で大きな話題となりました。このことからも、国ごとのスタイルといったものを越えて彼がいかに優れた音楽家であるか伺い知ることができます。キムさんは、ホールのお客様にも既にお馴染みですが、彼の軽やかなピアノがまた聴けると思うと、今から心が躍ります。今回が初めてとなるこの3人の組み合わせ、どのような音楽が生まれるか、私自身も非常に楽しみにしています。
今井信子(ヴィオラ奏者、ホール音楽アドヴァイザー)
出演 | ヒェン・ハレヴィ(クラリネット) |
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曲目 | ▼モーツァルト:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調
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座席 |
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料金
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一般 ¥4,500 → 友の会 ¥4,050 <各種クレジットカード利用可> |
発売日 | 2015年06月02日(火) |
主催 | あいおいニッセイ同和損害保険(株) あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
協力 | 鹿島建設(株) |
助成 | 公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団 |
問い合わせ先 | ザ・フェニックスホール チケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
備考 |
出演者について
ヒェン・ハレヴィ(Chen Halevi/クラリネット)
ヒェン・ハレヴィは現在、最も多才なクラリネット奏者の一人と評されており、ソリスト、また室内楽奏者として高い評価を得ている。古楽から現代音楽まで、驚異的に幅広いレパートリーを持つほか、新しい奏法にも積極的に取り組むなど、クラリネット界のパイオニアとして、21世紀のクラリネットのあるべき姿を常に模索している。10代でズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と共演しデビュー。以来ニューヨーク・フィル、東京交響楽団、モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、イェルサレム放送管弦楽団、ライプツィヒの中部ドイツ放送交響楽団、ハンブルクの北ドイツ放送交響楽団、バイエルン放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団などアメリカ、ヨーロッパ、日本などの主要オーケストラと共演を重ねている。室内楽にも積極的に取り組んでおり、数々の著名演奏家、カルテットと共演しているほか、マルボロ、ラヴィニア、サンタ・フェ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、コルマール、ダヴォス、ローラントシェック、オールドバラ、リーセール、ヴェルビエ、パースなど世界各地の音楽祭に出演している。現代音楽の分野でも国際的に活躍しており、ハレヴィと作曲家との強い絆から、これまでに数多くの作品を初演している。最近の活動のハイライトとしてアラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルとのマグヌス・リンドベルイ作曲「Kraft」の米国初演、ブラッド・ラブマン指揮バイエルン放送交響楽団とのスヴェン=インゴ・コッホ作曲「Doppelgänger」の世界初演などが挙げられる。様々な作曲家との長年にわたる親交から、献呈された作品も多い。ハレヴィの現代音楽への取り組みはこれらの活動に留まらず、2007年には委嘱や録音、演奏を通じて現代作曲家を支援することを目的とするClaRecordsを設立した。同時にClaRecordsは、音楽以外の芸術分野との交流も目指している。独トロッシンゲン音楽大学教授。
今井信子(いまい・のぶこ/ヴィオラ)
1943年東京生まれ。桐朋学園大学を経て米国のイェール大学、ジュリアード音楽院に学び67年ミュンヘン、68年ジュネーヴの両国際コンクールで最高位入賞。以後、北イリノイ大学、英マンチェスター音楽院などの教員を務めながら演奏活動を広げ、89年秋、武満徹がフランス革命200年記念で委嘱されたヴィオラとオーケストラのための「ア・ストリング・アラウンド・オータム」をパリで初演、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラとの共演で録音したCDがベストセラーとなった。87年の開館時からカザルス・ホールの音楽アドヴァイザー、90年からは同ホールのレジデント・クァルテット(カザルスホール・クァルテット)のメンバーとなった。同ホールでは91年からリサイタルをはじめ、翌年からは「ヴィオラという楽器の可能性を追求し、音楽性と素晴らしさを広めたい」との思いから「カザルス・ホール・ヴィオラ・スペース」と題したヴィオラのための音楽祭ヘと発展した。この事業ではヴィオラ奏者育成のためにマスタークラスを開催している。95年はヒンデミットの生誕100年を記念、東京、ロンドン、ニューヨークで開かれた国際ヴィオラ・フェスティバルの音楽監督を務めた。97年第1回淡路島しづかホール・ヴィオラ・コンクールの審査委員長。2003年ミケランジェロ弦楽四重奏団結成。2009年東京国際ヴィオラコンクール審査委員長。アムステルダム音楽院、クロンベルク・アカデミー、上野学園大学などで教授を務める。2015年10月からはスペインのマドリッドにあるソフィア王妃高等音楽院の教授に就任する。「エイボン女性芸術賞」、「芸術選奨文部大臣賞」、「京都音楽賞」、「モービル音楽賞」、「毎日芸術賞」、「サントリー音楽賞」を受賞。03年紫綬褒章、13年旭日小綬章受章。欧米を拠点にソリスト、室内楽奏者、教育者として国際的に活躍しているヴィオラの第一人者。ザ・フェニックスホールでは1997年5月、主催公演にクラリネット・トリオで出演(共演・フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌア=ピアノ、エルマー・シュミット=クラリネット)。また、自らが企画に携わるヴィオラ振興のための音楽事業「ヴィオラスペース」(主催・テレビマンユニオン)が2005年から毎春、ザ・フェニックスホールで開催されている。11年4月からあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザー。
キム・ソヌク(Sunwook Kim/ピアノ)
1988年ソウル生まれ。2006年権威あるリーズ国際ピアノ・コンクールの40年の歴史上最年少、またアジア人として初めて優勝し世界的な注目を集める。彼がファイナルで演奏したブラームスの協奏曲第1番は満場の聴衆から喝采を浴びた。これまでロンドン響(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮)、フィルハーモニア管(ウラディーミル・アシュケナージ指揮)、ロンドン・フィル(ヴァシリー・シナイスキー指揮)、BBCフィル(ジャナンドレア・ノセダ指揮)、ロイヤル・スコティッシュ管、ブダペスト祝祭管(イヴァン・フィッシャー指揮)、ベルリン放送響(ウラディーミル・ユロフスキ指揮)、コンセルトヘボウ管(チョン・ミュンフン指揮)、フランス国立放送フィル(チョン・ミュンフン指揮)、ライプツィヒの中部トイツ放送響(デヴィッド・アフカム指揮)、NHK響、ソウル・フィルなどと共演。
リサイタルでも既にロンドンのウィグモア・ホール、パリのサル・プレイエル、ベルリンのフィルハーモニー、東京の紀尾井ホールなどへデビュー、ソウルのLGアーツ・センターでのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲シリーズはいずれも絶賛されている。またベルリン・フィルのメンバーとのベルリン、パリでのブラームス・プロジェクト、ヴァイオリンのヴェロニカ・エーベルレとのデュオなど室内楽にも意欲的である。
2013年春、名門ドイツ・グラモフォンからチョン・ミュンフン指揮ソウル・フィルとのベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」がリリースされた。