当日券は、15:30より販売いたします。

公演終了

共催公演

フェニックス・エヴォリューション・シリーズ

バロックから古典派へ、
そして、その移行期に生まれた「奥様女中」

2015 7/4()

16:30開演

集合写真

一部ではバロック音楽の作曲家として名高いスカルラッティ、バッハ、ヘンデルの歌曲、カンタータ、オペラから選曲します。その後、モーツァルトのオペラブッファから二重唱と、没した年に書かれたオペラアリアで一部を締め括ります。二部ではペルゴレージの代表的な作品である「奥様女中」をシンプルな家具、小道具と衣装を用い上演致します。モーツァルトのオペラブッファに引き継がれていったとされるペルゴレージの「奥様女中」は、丁度バロックの時代から古典派への過渡期に作曲されました。スカルラッティはナポリ派の始祖といわれ、古典派に分類されるペルゴレージもスカルラッティの伝統を引き継いだ名高いナポリ派のオペラ作曲家です。一部では緻密な音楽作り、二部ではアイデア溢れるドラマ作りでお楽しみ頂きたいと思います。

出演

重松みか(メゾソプラノ)、浅井順子(ソプラノ)、小泉文(ソプラノ)
オペラ配役/セルピーナ:藤井理紗(ソプラノ)、
ウベルト:片桐直樹(バリトン)、ヴェスポーネ:竹内直紀(黙役)
演出:重松みか、ピアノ伴奏:關口康祐

曲目

▼ペルゴレージ:幕間劇「奥様女中」全幕(演出:重松みか)*字幕付き
▼モーツァルト:オペラ「コジ ファン トゥッテ」より“私は黒髪の方を選ぶわ”、

オペラ「ティートの慈悲」より“私は行きます”

▼ヘンデル:オペラ 「ジュリアス・シーザー」より“我が運命を嘆くでしょう”

▼スカルラッティ:陽はすでにガンジス川から、私は悩みに満ちて、菫(すみれ) ほか

座席
  • 自由席
料金

一般前売 ¥3,500 → 友の会価格 ¥3,150

一般当日 ¥4,000 → 友の会価格 ¥3,600

学生前売 ¥2,500

学生当日 ¥3,000

※学生券は限定数

 

協賛 あいおいニッセイ同和損害保険(株) 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
問い合わせ先 STUDIO M's 090-9871-4961(小泉) E-mail ayakoizu320@gmail.com

ザ・フェニックスホール チケットセンター 
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)

出演者について

私達は、声そのものの技術的向上と音楽的充実を求めて作品に向き合う、という極めて当たり前の、しかし、知らず知らず薄れてしまいやすい永遠のテーマに正面から取り組みたい、とする重松みかの考えに賛同しこのコンサートを企画しました。
国内外で活躍する重松みかの日本人離れした歌唱力とシンプルでかつ歌い手を生かした舞台作り、端正な音楽性と存在感のある多彩な役作りには定評がある片桐直樹、美声で気品のある歌唱と豊かな音楽性で常に聴衆を魅了し続けている浅井順子に加え、それぞれの持ち味の違う意欲的な若手たちとの饗宴を試みます。
今持てる力とセンスで創造する一期一会のコンサートで「音楽」と「空間」をお客様と共有できますことを願っています。

重松みか(しげまつ・みか/メゾソプラノ)
文化庁芸術家海外派遣員として渡米後、サンフランシスコ歌劇場のフェローとして契約。終了後は同歌劇場、ボストン・リリックオペラ、パリ・オペラ座、ヒューストン・グランドオペラ、ローザンヌ・オペラ、ニューヨークシティオペラ、ロイヤルアルバート・ホール他多数の劇場に迎えられる。コンサートやリサイタルでも、コンセルトヘボウ、リヨン歌劇場、ジュネーヴ大劇場等に招待されており、日本での活動はリサイタル他、主要オーケストラとの共演も多い。ニューヨーク在住。大阪音楽大学客員教授。

 

 

 

 

浅井順子(あさい・のりこ/ソプラノ)
関西二期会会員。神戸女学院大学音楽学部卒業及び研修生修了。大阪音楽大学にて合唱指揮を学び専攻科修了。
飯塚新人音楽コンクールにてグランプリ、パルマ・ド・オーロ(伊)国際室内音楽コンクールにて第2位(1位なし)および特別賞、青山音楽賞、京都芸術祭賞など受賞。歌劇では「蝶々夫人」「椿姫」などの主役に、コンサートでは「第九」などのソリストに活躍する他、多くの録音多数。京都市立堀川音楽高校などで後進の指導にあたる他、コンクールの審査員や講習会指導者に招かれたりしている。合唱団LABO指揮者。

 

 

 

 

片桐直樹(かたぎり・なおき/バリトン)
京都教育大学音楽科卒業。東京藝術大学大学院オペラ科修了。第22回藤堂音楽褒賞受賞。関西二期会オペラ公演《ドン・ジョヴァンニ》でレポレッロ役としてデビューし、歌唱、演技ともに高い評価を得る。その後、関西二期会を中心に数々のオペラに出演、これまでに80に及ぶ役を演じ、いずれも好評を博す。特にその端正な音楽性と、存在感のある多彩な役作りには定評がある。関西二期会、京都音楽家クラブ会員。

 

 

 

 

 

竹内直紀(たけうち・なおき/テノール)
京都市立芸術大学大学院修了。数々のコンクールに入賞し、響きの豊かなリリックな歌声でこれまで数多くのオペラに出演。一人でも多くの方に「癒しと活力」を与えテノールの明るい響きで「日本を元気に!」をライフワークとして日々活動している。自身がリーダーを務める異色のユニット、びわ湖ホール四大テノールはNHK BSクラシック倶楽部にて放送され大きな反響を呼んだ。上方オペラ工房メンバー、びわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバー。

 

 

 

 

藤井里紗(ふじい・りさ/ソプラノ)
大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。同大学専攻科、大学院オペラ研究室修了。フィオレンツァ•コソットのサマープログラム(イタリア)、オペラシンガーの為のサマープログラムTSP(ニューヨーク)に参加。なにわ芸術祭(いずみホール)、朝日推薦演奏会(シンフォニーホール)、堺シティオペラガラコンサート、「帝国ホテルの演奏會」、ザ•カレッジ•オペラハウス等の公演、イタリア、日本歌曲の演奏会にも多数出演。関西歌曲研究会会員。

 

 

 

 

 

小泉文(こいずみ・あや/ソプラノ)
同志社女子大学学芸学部音楽学科声楽コースを経て、大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。2008年文化庁育成オペラ「ポッペアの戴冠」ドゥルシッラでオペラデビュー。その後、帝国ホテルチャペルコンサート「フィガロの結婚」花娘、「魔笛」クナーベ、「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ。松方ホールサロンコンサート、秋篠音楽堂にて「秘密の結婚」カロリーナ、関西二期会サロンコンサート「友人フリッツ」ベッペ等。第25回アジア国際コンサート審査委員長賞受賞他。関西二期会準会員。

 

 

 

 

關口康祐(せきぐち・こうすけ/ピアノ)
神戸大学発達科学部人間行動・表現学科卒業、大阪音楽大学音楽専攻科修了。第9回大阪国際音楽コンクール2台ピアノ部門最高位入賞、第7回かやぶき音楽堂デュオコンクール連弾部門第1位、第26回摂津音楽祭伴奏賞受賞、他受賞。現在、大阪音楽大学授業補助演奏員、同大学付属音楽院登録講師。堺シティオペラピアニスト。箕面女声合唱団コール・リーベピアニスト。地球音楽隊“フレンドシップ”活動会員。ピアノを川上孝子氏に師事。

 

 

 

 

フェニックス・エヴォリューション・シリーズは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の芸術文化支援活動の一つです。同社が運営するあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール(大阪・梅田)での公演企画を公募、審査で選ばれた方にホールと付帯設備を無料で貸与致します。