公演終了

主催公演

街の灯り

今井信子 presentsアリョーナ・バーエワ ヴァイオリンリサイタル

2012 10/5()

19:30開演

カザフ出身、ヴィエニャフスキ国際コンクールを制した才媛。骨太の演奏に期待を。

カザフスタン出身、幼くして才能を見出され、モスクワに移住。ロストロポーヴィチらの薫陶も受け、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。モスクワ国際パガニーニ、仙台国際も制し、国際舞台で活躍の場を広げる今年27歳の俊英。モーツァルト、ベートーヴェンでは優れた様式観を、チャイコフスキーでは故国ロシアの薫りを、秀でたテクニックで贈る。ザ・フェニックスホール音楽アドバイザー今井信子が推す「旬の奏者」のリサイタル。

出演

アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)

曲目

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K379
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 作品23
チャイコフスキー:ヴァイオリンとピアノのための5つの小品
ほか(予定)

料金
公演終了

一般 ¥3,500 →友の会価格 ¥3,150
学生 ¥1,000(限定数・電話予約可・当ホールのみのお取り扱い)

<各種クレジットカード利用可>

主催 あいおいニッセイ同和損害保険(株) 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
協賛 鹿島建設(株)
助成 公益財団法人アサヒビール芸術文化財団
問い合わせ先 ザ・フェニックスホール チケットセンター
備考

アリョーナ・バーエワは、2007年の第3回仙台国際音楽コンクールで優勝した気鋭のヴァイオリニスト。その後、難関のヴィエニャフスキ国際コンクールでも優勝しています。彼女の音楽や人となりを、一言で表現するとしたら「優雅」だと思います。シューベルトの作品などロマン派の作品を弾くと、色彩感が実に素晴らしい。若いけれど「大人の風格」、自分の世界を既に持っている一流のアーティストです。指揮の小澤(征爾)さんも高く評価していて、サイトウ・キネンなどにも参加しています。小さな子どもさんが居て、演奏活動との両立が大変みたいなんですけれど、頑張っていてぜひお勧めしたい演奏家。

(今井信子)

本公演はザ・フェニックスホール音楽アドバイザーの今井信子氏(ヴィオラ奏者)の企画公演です。

出演者について

アリョーナ・バーエワ (Alena Baeva/ヴァイオリン)
1985年生まれ。5歳からヴァイオリンを始める、モスクワ音楽院に学ぶ。これまでシュロモ・ミンツ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチらに師事。第3回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門第1位と聴衆賞(2007年)、モスクワ国際パガニーニ・コンクール優勝(04年)、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール第1位と現代曲の最優秀演奏賞など9つの特別賞(01年)などを受賞した。これまで、アカデミー室内管弦楽団、ポーランド放送交響楽団、ベルギー国立管、ロシア・ナショナル管などのオーケストラと、また、ネヴィル・マリナー、ベルグルンド、フェドセーエフ、スピヴァコフらの指揮者、そしてバシュメット、ラクリン、ゴランらのソリスト達と共演している。06年にベルグルンド指揮ロシア・ナショナル管弦楽団との共演でショスタコーヴィチとブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番が、07年にポーランドのDUXレーベルよりシマノフスキの2曲のヴァイオリン協奏曲がリリースされた。


ヴァディム・ホロデンコ(Vadim Kholodenko/ピアノ)
1986年キエフ生まれ。M・ルイセンコ記念キエフ音楽中等学校でナタリア・グルイドネワ、ボリス・フョードロフに、モスクワ音楽院でヴェーラ・ゴルノスタエワに師事。これまでにホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール、リスト記念国際ピアノコンクール、マリア・カラス・グランプリ、ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールなど数々のコンクールに入賞。2004年ロシア国家青年賞“Triumph”受賞。2010年には第4回仙台国際音楽コンクールで第1位を受賞した。これまでにウラディーミル・スピヴァコフ、マルク・ゴレンシュタイン、ドミトリー・リスら多くの指揮者と共演。特にユーリ・バシュメットとは、ギリシャのマリア・カラス特別記念コンサートで、彼の指揮によるノーヴァヤ・ロシア交響楽団と初共演して以来、共演を重ねている。室内楽も積極的に行っており、アンドレ・ググニンとのピアノ・デュオ“iDuo”では、サンマリノ国際ピアノコンクールで第2位入賞。2010年にはDelosレーベルからCDをリリースした。アリョーナ・バーエワとの共演も多く、日本で録音したCDがsimcレーベルからリリースされている。