2012年01月16日 Phoenix OSAQA
Phoenix OSAQA 2012 聴講のお誘いと入場券申込みご案内
聴講曲(マスタークラスの模様を見学して頂きます。)
ザ・フェニックスホール事務局内 Phoenix OSAQA 2012係 TEL.06-6363-0211
Phoenix OSAQA 2012
ザ・フェニックスホール(大阪市北区)は、国内トップ級のソリストでつくる実力派弦楽四重奏団「ジャパン・ストリング・クヮルテット(JSQ)」を講師に迎え、公募・審査で選ばれた若手の弦楽四重奏団を指導・育成、あわせて聴衆の育成も図る教育・啓発事業「Phoenix OSAQA(Open String Academy for Quartet Artists 弦楽四重奏を志す若者のための自由塾)」を本年度も2012年3月に行います。
この事業は、西洋芸術音楽のジャンルで交響楽や管弦楽と同様、長い歴史と豊かな伝統を持つ室内楽、その中でも特に数多くの名作が作られてきた弦楽四重奏に携わる若い演奏家と聴衆の育成拡大を目的としています。創設は2007年度で、本年度で五度目です。
事業の主軸は、JSQメンバーによる楽曲レッスン。公開で行うマスタークラスと非公開のレッスンから成ります。対象は、関西をはじめ国内外の音楽教育機関や職業オーケストラに在籍、あるいはフリーランス活動の傍ら、弦楽四重奏を学ぶ、主に若手の弦楽器奏者の方々。関西以外の在住でも、この地域に何らかの繋がりを持つ方であれば参加の道は開かれています。
指導にあたるJSQは、1994年の結成。世界を駆け巡るソリストと、日本を代表するアンサンブルプレーヤーとして活躍してきたベテランが結束した “ハイブリッドな”カルテットで、正に名実共に日本を代表する重鎮のアンサンブルです。彼らが一貫して取り組んできたベートーヴェンの弦楽四重奏曲を題材とし、次代を担う音楽家に楽曲の真髄や合奏の妙を伝授。指導の模様を公開マスタークラスでご覧いただきます。
最終日には、指導を受けた弦楽四重奏団による「修了コンサート」を、ザ・フェニックスホールを会場に公開で行います。指導を受ける若い演奏家たちにとっては、演奏の披露によって指導の成果を確かめ、今後の鍛錬の第一歩としてもらう営みであり、聴衆にとっては、若くて清新な演奏に親しみ、未来の関西楽壇を支える逸材に触れるチャンスです。
今年は、地元・関西をはじめ、東京、愛知から若い弦楽四重奏団7組が選ばれました。ヴェテランの指導で成長を目指す彼らの姿を、どうか見守ってください。きっと弦楽四重奏の深さ、面白さを感じていただけます。
▼「ジャパン・ストリング・クヮルテット」コンサート
ザ・フェニックスホールは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が芸術文化支援活動(メセナ)拠点として設置、運営している音楽ホールです。私たちは、優れたアーティストをお招きして主催公演を開催する一方で、これからの活躍を期待される若い世代の演奏家の方々に学びの場を提供し、音楽に親しむ聴衆の拡大を図ることも大切な事業と位置付けています。