公演終了

共催公演

フェニックス・エヴォリューション・シリーズ

古瀬まきを ソプラノリサイタル ~La voix humaine~

2019 11/13()

19:00開演

今も昔も変わらない、愛と電話の呪縛。

電話、ポケベル、携帯電話、スマートフォン…人間が生み出した便利なコミュニケーションツールでありながら、いつのまにか私達を縛り付ける電話。
その電話を題材にしたプーランク作曲、ジャン・コクトー原作のモノオペラ「人間の声」を中心とするリサイタルです。前半には、プーランクとコクトーに縁深いルイーズ・ドゥ・ヴィルモラン詩に寄る歌曲集「偽りの婚約」、コクトーの詩(訳:堀口大學)に團伊玖磨が作曲した「ジャン・コクトーに依る八つの詩」を演奏。オペラ「人間の声」は1930年にコクトー作の戯曲として初演、1959年プーランクによってオペラ作品として発表された全一幕のオペラです。たった一人の歌い手により演じられるこの作品は、およそ45分間電話機での会話のみに終始し、人間の繋がりの危うさ、心のもろさを描いた名作です。
演者の息づかいが、視覚的にも音響的にも手に取るように味わえるザ・フェニックスホールでの上演に、“歌う女優古瀬まきを”が挑みます!オペラの概念を覆す濃密な演劇的空間を、ぜひご体感ください!

出演

古瀬まきを(ソプラノ)
遠藤玲子(ピアノ)
藤野明子(字幕)

曲目

▼プーランク:偽りの婚約
▼團伊玖磨:ジャン・コクトーに依る八つの詩
▼プーランク:歌劇「人間の声」  (予定)

座席
  • 自由席
料金
完売

一般 ¥3,000 →友の会価格 ¥2,700
学生(大学生以下) ¥2,500

 

【発売日】
 友の会優先予約:2019年5月24日(金)
 E-PHX優先予約:2019年5月27日(月)
 一般発売   :2019年5月28日(火)

 

主催 古瀬まきをリサイタル実行委員会
協賛 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
問い合わせ先 古瀬まきをリサイタル実行委員会
Tel: 070-6472-8871
Fax: 06-7897-9177
E-mail: sopmakiwo@hotmail.co.jp

ザ・フェニックスホール チケットセンター 
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)

出演者について

古瀬まきを(ふるせ・まきを/ソプラノ)
相愛大学卒業、京都市立芸術大学大学院修了。平成25年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として1年間ドイツ・ドレスデンにて研修。
第15回松方ホール音楽賞(オペラ部門)、第31回飯塚新人音楽コンクール第2位、平成25年度奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門第1位および中田喜直賞、第22回ABC新人コンサート最優秀音楽賞、第25回宝塚ベガ音楽コンクール第3位。
2008年びわ湖の夏・オペラビエンナーレ「フィガロの結婚」バルバリーナ役でオペラデビュー。横浜オペラ未来プロジェクト2009「フィガロの結婚」(演出ミヒャエル・ハンペ氏)スザンナ、ひろしまオペラルネッサンス「カルメル会修道女の対話」コンスタンス、「魔笛」パミーナ、「フィガロの結婚」スザンナ、春秋座「ラ・ボエーム」ムゼッタ、みつなかオペラ「ランメルモールのルチア」ルチア、堺シティオペラ「ロメオとジュリエット」ジュリエット、「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタ、藤沢市民オペラ「フィガロの結婚」バルバリーナ、日本オペラプロジェクト「藤戸」子供、河内長野ラブリーホールマイタウンオペラ「ホフマン物語」オランピア、東京文化会館オペラBOX「Help! Help! グロボリンクスだ!~エイリアン襲来」エミリー、クラシックファンのためのコンサート「人間の声」など、各地で様々なオペラに出演。
平成24年度新進演奏家育成プロジェクト・リサイタルシリーズでソロリサイタルを開催(大阪いずみホール)。NHK-FM名曲リサイタル、リサイタルノヴァ、ABCフレッシュコンサート(朝日放送にてテレビ放映)、明日を担う音楽家による特別演奏会、いずみホールランチタイムコンサートなど、数多くのコンサートに出演。第九、マタイ受難曲、カルミナ・ブラーナソプラノソロのほか、大阪バッハアンサンブルメンバーとして、J.S.バッハのカンタータソリストとしても出演を重ねている。
平成28年度尼崎市民芸術奨励賞。公益社団法人日本演奏連盟会員。大阪バッハアンサンブルメンバー。相愛大学非常勤講師、同志社女子大学嘱託講師。

 

遠藤玲子(えんどう・れいこ/ピアノ)
大阪芸術大学を学費全免生として卒業。ピアノを高城昌二郎、鈴木良一、横田新子、トム・ボレンの各氏に師事。関西フィルハーモニー管弦楽団、モーツアルト室内管弦楽団、近畿大学オーケストラとピアノコンチェルトの共演や、ドイツ(ブレーメン)に於けるリサイタルを始めとするソロ活動とともに、定期的な室内楽コンサートに出演。伴奏者として様々なリサイタルや、コンサート、NHK-FM放送、CD録音において国内外のソリストと共演。2000年「Dan years 2000」(神奈川県立音楽堂)に出演。2004~2010年びわこホール主催「畑中良輔<日本歌曲セミナー>」の専属伴奏者を務める。2016年ニース国際アカデミーに於いてダルトン・ボールドウィンのマスタークラス終了のほか、ボールドウィン氏の下で研鑽を積む。日本演奏連盟、日本ピアノ教育連盟、京都フランス歌曲協会、守山音楽連盟、各会員。大阪芸術大学、滋賀短期大学各非常勤講師。

 

藤野明子(ふじの・あきこ/字幕)
大阪音楽大学、声楽科卒。 1993年、大阪音楽大学オペラハウスでの字幕作成がきっかけで、堺シティオペラ、関西歌劇団、関西二期会、オペラde神戸、京都オペラ協会、VOC(Vivava Opera Company)、上方オペラ工房、いずみホール、兵庫芸術文化センター、市民オペラなどの公演の字幕作成とプロジェクターによる字幕映写を経験。オペラのほかに、オラトリオ、ミサ曲、歌曲などのリサイタル、ガラコンサートの字幕。