公演終了

主催公演

注目アーティスト

今井信子presents 今井信子(ヴィオラ)&御喜美江(アコーディオン)デュオ

2013 2/23()

16:00開演

ヴィオラとアコーディオン。20年来の楽友が奏でる、ディアローグ。

ヴィオラとアコーディオン。一見、不思議な取り合わせですが、音色が、よく溶け合い、どちらが弾いているのか分からないほど。中世からバロック、そして高橋悠治ら現代の作曲家の作品で面白いプログラムを組んでみたい。どうぞお楽しみに。(今井信子)

出演

今井信子(ヴィオラ)
御喜美江(アコーディオン)

曲目

J・S・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番 ト長調BWV1027
J・キンセラ:対話~ヴィオラ・ソロのための
G・de マショー:モテット第23番「幸いな処女は」、 ロンドー第14番「わが終わりはわが始まり」
H・イザーク:仲間達よ、ただちに、運命に立ち向かい
望月京:あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール委嘱新作初演
S・グバイドウーリナ:『深き淵より』(1978)
高橋悠治:『白鳥が池をすてるように』(1995)
A・ピアソラ:オブリビオン (忘却)、チェ・タンゴ・チェ、ル・グラン・タンゴ

料金
公演終了

一般 ¥4,000 →友の会価格 ¥3,600

学生 ¥1,000(限定数・電話予約可・当ホールのみのお取り扱い)

<各種クレジットカード利用可>

主催 あいおいニッセイ同和損害保険(株) 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
協賛 鹿島建設(株)
助成 公益財団法人アサヒビール芸術文化財団
問い合わせ先 ザ・フェニックスホール チケットセンター
備考

アコーディオンの御喜美江さんと私・今井信子のデュオ公演は私自身が、とても楽しみにしている舞台です。御喜さんは若くしてドイツに留学。コンクールで活躍した後、日欧を往還しながら日本のアコーディオンの第一人者として活躍され、ドイツの音楽大学でも教えています。私とは、もう20年ほど前から共演を重ねていて、CDも作ってきました。ヴィオラとアコーディオン。一見、不思議な取り合わせですが、音色が、よく溶け合い、どちらが弾いているのか分からないほど。中世からバロック、そして高橋悠治ら現代の作曲家の作品で面白いプログラムを組んでみたい。どうぞお楽しみに。

(今井信子)

出演者について

今井信子(いまい・のぶこ/ヴィオラ)
1943年東京生まれ。桐朋学園大学を経て米国のイェール大学、ジュリアード音楽院に学び67年ミュンヘン、68年ジュネーヴの両国際コンクールで最高位入賞。以後、北イリノイ大学、英マンチェスター音楽院などの教員を務めながら演奏活動を広げ、89年秋、武満徹がフランス革命200年記念で委嘱されたヴィオラとオーケストラのための「ア・ストリング・アラウンド・オータム」をパリで初演、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラとの共演で録音したCDがベストセラーとなった。87年の開館時からカザルスホールの音楽アドバイザー、90年からは同ホールのレジデント・クァルテット(カザルスホール・クァルテット)のメンバーとなった。同ホールでは91年からリサイタルをはじめ、翌年からは「ヴィオラという楽器の可能性を追求し、音楽性と素晴らしさを広めたい」との思いから「カザルス・ホール・ヴィオラ・スペース」と題したヴィオラのための音楽祭ヘと発展した。この事業ではヴィオラ奏者育成のためにマスタークラスを開催している。95年はヒンデミットの生誕100年を記念、東京、ロンドン、ニューヨークで開かれた国際ヴィオラ・フェスティバルの音楽監督を務めた。97年第1回淡路島しづかホール・ヴィオラ・コンクールの審査委員長。2003年ミケランジェロ弦楽四重奏団結成。
09年東京国際ヴィオラコンクール審査委員長。アムステルダム音楽院、ジュネーヴ音楽院、クロンベルク・アカデミー、上野学園大学などで後進の指導を行っている。「エイボン女性芸術賞」、「芸術選奨文部大臣賞」、「京都音楽賞」、「モービル音楽賞」、「毎日芸術賞」、「サントリー音楽賞」を受賞。2003年紫綬褒章受章。欧米を拠点にソリスト、室内楽奏者、教育者として国祭的に活躍しているヴィオラの第一人者。ザ・フェニックスホールでは97年5月、主催公演にクラリネット・トリオで出演(共演・フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌア=ピアノ、エルマー・シュミット=クラリネット)。また、自らが企画に携わるヴィオラ振興のための音楽事業「ヴィオラスペース」(主催・テレビマンユニオン)が05年から毎春、ザ・フェニックスホールで開催されている。2011年4月からあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール音楽アドバイザー。

(C)Marco Borggreve 

御喜美江(みき・みえ/アコーディオン)
東京生まれ。4歳からアコーディオンに親しみ、16歳でドイツ・トロシンゲン市立音楽院へ留学。ハノーファー国立音大ピアノ科でベルンエルト・エーベルトに師事。1973・74年ドイツ・クリンゲンタール国際アコーディオンコンクールで連続優勝し、同年フランス・アヌシー国際アコーディオンコンテストでも第1位を獲得、ヨーロッパを中心に活発な演奏活動を開始した。日本では77年に岩城宏之指揮札幌交響楽団でデビュー。80年代、中国に初めてクラシック・アコーディオンを紹介。87年にサントリーホール、88年にカザルスホールのオープニングシリーズに出演。自らの企画によるリサイタル「御喜美江アコーディオン・ワークス」を1988年から毎年開催し、意欲的なプログラムで常に注目を集めている。彼女のために書かれた新作は50曲を超え、クラシック・アコーディオンの世界的第一人者として幅広い支持を得ている。90年、ドイツ・ウェストファーレン州政府芸術奨励賞(音楽部門)をアコーディオン奏者として初めて受賞。ドイツ・フォルクヴァンク音楽大学教授として、また2004年より新疆音楽大学(中国新疆ウイグル自治区)名誉教授として、後進の指導にも力を注いでいる。2007年、フィンランド・オウルンサロ音楽祭で“Musician of theYear”を受賞。CDは「アコーディオン・シーン」(フォンテック)、1997年音楽之友社主催レコード・アカデミー賞特別部門を受賞した「アコーディオン・バッハ」(アイオロス)、「フランス・バロック集」「スカルラッティ・ソナタ集」(以上キング・インターナショナル)など国内外で25枚以上リリース。最新盤はヨーロッパの名門レーベル・BISで録音した「S’IL VOUS PLAIT」(日本版はキング・インターナショナル)。自然体で綴られるブログも好評。
■御喜美江オフィシャル・ブログ「道の途中で」http://mie-miki.asablo.jp/blog/
(C)T.Mochizuki