公演終了

主催公演

注目アーティスト

三原剛が語る「イノック・アーデン」

2012 11/18()

16:00開演

R・シュトラウスが残した朗読作品を、我が国最高峰のバリトンで。

関西を拠点に活躍する日本のバリトンがテニスン原作、R・シュトラウス作曲のメロドラマに初挑戦。松井桂三(あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール アートディレクター)が舞台装置を担当。

出演

三原剛(朗読・バリトン)
小坂圭太(ピアノ)

松井桂三(舞台装置)

曲目

R・シュトラウス:メロドラマ「イノック・アーデン」
R・シュトラウス:4つの歌 作品27から 「明日」「ひそやかな誘い」 ほか

料金
公演終了

一般 ¥4,000 →友の会価格 ¥3,600

学生 ¥1,000(限定数・電話予約可・当ホールのみのお取り扱い)

<各種クレジットカード利用可>

 

主催 あいおいニッセイ同和損害保険(株) 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
協賛 鹿島建設(株)
助成 公益財団法人アサヒビール芸術文化財団
問い合わせ先 ザ・フェニックスホール チケットセンター
備考

「イノック・アーデン」あらすじ
ある港町に2人の青年イノック・アーデンとフィリップ・レイ、そして1人の娘アニー・リーが住んでいた。3人は幼なじみで、仲良く成長したが、長じてアニーと結婚したのはイノックだった。イノックは稼ぎを求めて東洋に航海に出るが、船が難破してしまう。残ったアニーと子どもは貧窮する。それを支えたのはフィリップだった。10年が過ぎ、アニーはフィリップと再婚する。新たに子どもをもうけ、幸せに暮らしていた。しかしイノックは生き続けていた。別の船に助けられ、疲労困憊しつつも、10数年ぶりに故郷に戻って来る。そして・・・。原作は、英ヴィクトリア朝の詩人アルフレッド・テニスンが1864年に発表したEnoch Arden。

ザ・フェニックスホールの「イノック・アーデン」公演は、日本語で行います。テキストは、三原剛氏の師で今年5月24日、90歳で急逝された畑中良輔氏(バリトン。日本芸術院会員 )の翻訳を使用させていただきます。畑中先生は、この公演を非常に楽しみにしておられました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
*畑中良輔氏のインタビューページはこちら

 

出演者について

三原 剛 (みはら・つよし/朗読・バリトン)
大阪芸術大学卒業。1991年第22回日伊声楽コンコルソ金賞受賞。1992年第61回日本音楽コンクール第1位、同時に増沢賞、福沢賞、木下賞、松下賞を受賞。翌93年には、第4回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、後に五島記念文化財団奨学生としてドイツのケルンに留学する。以後、国内外でリサイタル活動やオペラ、オーケストラとの共演など、意欲的な活動を展開。2006年ヘンツェのオペラ「午後の曳航」で、ザルツブルク音楽祭、フィルハーモニー(ベルリン)、オーディトリウム(トリノ)に出演するなど目覚しい活躍が続いている。
バッハ、ヘンデルなど、バロック期の宗教音楽を中心に、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン、ブラームス、フォーレ、ヴェルディ、プッチーニ、マーラー、オルフなどを歌い、古典派、ロマン派、近代・現代作品へと着実にそのレパートリーを拡げている。他に、第9回新・波の会日本歌曲コンクール第1位及び四家文子特別賞、第7回グローバル東敦子賞、平成17年度大阪文化祭賞などを受賞。

小坂圭太(こさか・けいた/ピアノ)
東京芸術大学院修了。第54回日本音楽コンクールピアノ部門入選、第58回同コンクール声楽部門委員会特別賞(協演賞)。ソロ、伴奏、室内楽、オーケストラの鍵盤楽器、コレペティートゥアなど多岐にわたる分野で演奏活動を行い、サントリー、アリオン、アフィニス各財団主催のコンサートやレクチャー、NHK-FMなどに度々出演。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。愛知県立芸術大学音楽学部、相愛大学音楽学部でも後進の指導にあたる。

松井桂三(まつい・けいぞう/舞台装置)
松井桂三有限会社 主宰。大阪芸術大学 デザイン学科教授と大学院 芸術研究科教授。米国アップル社マッキントッシュのパッケージデザインシステム構築デザインコンサルタント。政府広報(内閣府ほか全省庁)の統一シンボルマーク、関西国際空港株式会社のシンボルマーク。『ヒロココシノ』ブランドのブランディング、ロート製薬の『肌研 ハダラボ』のブランド企画、シンボルロゴ、そのパッケージ群のデザインなど、多岐にわたり上質なデザインを手がける。松井の生みだすデザインは人々に、既存のデザインと一線を画した「美しい衝撃」を与える。種々のデザインは世界各国で多数の賞を受賞し、ポスターは世界各地の美術館で永久保存される。世界各地で行われる国際デザインコンペでは、国際審査員として多数招待されている。