公演終了

主催公演

レクチャーコンサート

レクチャーコンサート「映画は音楽に嫉妬する vol.4」 伊東信宏 企画・構成 伊東信宏と聴く「ジプシーの恋」

2012 9/29()

16:00開演

落日のハプスブルク帝国。
レハールのオペレッタが果たした役割は―。

オペレッタには、黄金時代と白銀時代(黄金時代に次ぐ隆盛期)と言われる時期があり、『ジプシーの恋』を書いたF・レハールは、その白銀時代を代表する作曲家でした。『ジプシーの恋』自体は、レハールの作品の中では少し小振りな目立たない作品ともいえますが、音楽的にはとても高度な技法を駆使しながら、それを親しみやすいストーリーの裏方として用い、さらに蕩けるようなメロディで仕立てた隠れた傑作です。関連するいくつかの作品(『こうもり』『チャールダーシュの女王』『マリツァ伯爵令嬢』など)にも触れながら、「ウィーン・ブダペスト・オペレッタ」とも呼ばれる一連のオペレッタの中にこの作品を位置づけ、そして実際の歌を聴いていただきます、演奏は、品格のあるバリトン、片桐直樹さんを中心として、西日本を代表する歌手のみなさんにお願いしました。 (伊東信宏)

出演

伊東信宏(講師)
福永修子(ソプラノ)
竹田昌弘(テナー)
片桐直樹(バリトン)
今岡淑子(ピアノ)

曲目

映画:「ジプシーの恋」(ヴァーツラフ・カシュリーク監督 ドイツ 1974年 ユニテル)
レハール:「ジプシーの恋」より二重唱「その庭を見てみたい」
J・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」より「チャールダーシュ」ほか

料金
公演終了

一般 ¥3,000 →友の会価格 ¥2,700

学生 ¥1,000(限定数・電話予約可・当ホールのみのお取り扱い)

<各種クレジットカード利用可>

 

主催 あいおいニッセイ同和損害保険(株) 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
協賛 鹿島建設(株)
助成 公益財団法人アサヒビール芸術文化財団
問い合わせ先 ザ・フェニックスホール チケットセンター
備考

シリーズ「映画は音楽に嫉妬する」vol.4
あんなに夢中になって観た映画なのに、映画館を出てくるとテーマ音楽しか思い出せない、というようなことはありませんか。映像は音楽を求め、ある種の音楽は映像を喚起してきました。このシリーズでは、音楽と映画のこのただならぬ関係を、一番ホットな講師に存分に語ってもらい、そしてその鍵になる音楽を最も相応しい演奏で聴き、そして映画自体も観ることができる、という贅沢な企画です。
企画・構成 伊東信宏(大阪大学教授=音楽学)

 

映画「ジプシーの恋」 レクチャーコンサート終了後に全編上映

レクチャーコンサートのチケットをお持ちの方は、コンサート終演後、「ジプシーの恋」の全編上映をご鑑賞いただけます。(約90分 入れ替えなし)

 

出演者について

伊東信宏(いとう・のぶひろ/講師)
1960年京都生まれ。大阪大学文学部卒業、同大学院修了。リスト音楽院(ハンガリー)などに留学。大阪教育大学を経て2010年より大阪大学文学研究科教授。文学博士(大阪大学)。著書に『バルトーク』(中公新書、1997年、吉田秀和賞受賞)、『ハイドンのエステルハージ・ソナタを読む』(春秋社、2003年)。『中東欧音楽の回路―ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』(岩波書店、2009年、サントリー学芸賞)など。朝日新聞、NHK-FMなどで解説、批評を担当。ザ・フェニックスホールでは2002年度からレクチャーコンサートシリーズの企画・構成を担当。これまでに「ピアノはいつピアノになったか?」(2002年度~04年度 全8回)をはじめ、大阪・いずみホールの専属楽団「いずみシンフォニエッタ大阪」の定期公演とも連携した「20世紀音楽」(2006年度~08年度 全6回)など、合計19公演に携わっている。2011年4月よりザ・フェニックスホール音楽アドバイザー。

福永修子(ふくなが・なおこ/ソプラノ)
大阪音楽大学声楽科次席卒業。関西二期会オペラ研修所首席修了。平成17年度 兵庫県芸術奨励賞受賞。アメリカデビュー後渡独。バイエルン国立歌劇場で研鑚を積む。『セヴィリアの理髪師 』『後宮からの逃走』など数々の作品でプリマを演じ、2009年主演した第17回みつなかオペラ『椿姫』公演が第7回佐川吉男音楽賞奨励賞を受賞。多くの著名な指揮者・演出家と共演しいずれも絶大な信頼を得、絶賛を博す。高音域のコロラトゥーラを駆使する高い音楽性と確かな歌唱力に定評があり今最も注目されている。関西二期会会員。

竹田昌弘(たけだ・まさひろ/テノール)
京都大学大学院、関西二期会オペラ研修所修了。98年『ナクソス島のアリアドネ』のバッカスでデビュー。その後『蝶々夫人』『ランメルモールのルチア』『椿姫』『パルジファル(関西初演)』等に出演。また「第九」をはじめ「大地の歌」や「天地創造」「メサイア」「レクイエム」等の宗教曲のソリストとしても好演。近年例のないヘルデンテノールとして話題を集め、磨かれた表現力で観客を魅了している。第7回日本クラシック音楽コンクール審査員特別賞、第34回日伊声楽コンコルソ入選、京都芸術祭京都府知事賞受賞。関西二期会会員。木川田澄氏に師事。

片桐直樹(かたぎり・なおき/バリトン)
京都教育大学音楽科卒業。東京藝術大学大学院オペラ科修了。第22回藤堂音楽褒賞受賞。関西二期会オペラ公演《ドン・ジョヴァンニ》でレポレッロ役としてデビューし、歌唱、演技ともに高い評価を得る。その後、関西二期会を中心に様々なプロデュースで数々のオペラに出演、これまでに70以上の役を演じ、いずれも好評を博す。特にその端正な音楽性と、存在感のある演技力による多彩な役作りには定評がある。またバロックから現代に至るまでオラトリオや宗教曲などのソリストとして著名指揮者、オーケストラとの共演も多い。関西二期会会員。

今岡淑子(いまおか・よしこ/ピアノ)
相愛大学卒業及びピアノ研究生修了。H・ライグラフ、F・W・シュヌア各氏のマスタークラスを受講。ソレイユ音楽コンクール第1位「音楽現代」新人賞受賞。宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第3位入賞。ソリストとして各地でリサイタル、オーケストラとの協演、NHK-FM「名曲リサイタル」などに出演する。また伴奏者としても内外の演奏家と多数共演するほか、相愛大学、武庫川女子大学、兵庫県立西宮高校音楽科で後進の指導にあたっている。