共催公演
フェニックス・エヴォリューション・シリーズ
山田剛史ピアノリサイタル ~J.S.バッハ イギリス組曲 全曲演奏会~
2013 3/6(水)
18:30~21:00開演
一晩にイギリス組曲全6曲をまとめてお聴きいただく、壮大な試み。古楽器の美点を取り入れながらもピアノの響きを活かした新鮮なアプローチで、あらためて作品の全貌と魅力をお伝えします。
出演 | 山田剛史(ピアノ) |
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曲目 | J. S. バッハ:イギリス組曲第1番 イ長調 BWV806 |
料金
公演終了
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一般前売 ¥3,000 →友の会価格 ¥2,700 |
主催 | オフィスMAC |
協賛 | あいおいニッセイ同和損保 |
問い合わせ先 | オフィスMAC 090-1711-5436 |
備考 |
私がバッハの魅力に開眼したのは、実はかなり最近のことです。もちろん、音楽の長い学習の過程で、バッハは常に傍らにいる作曲家でしたが、現実にピアノという巨大な存在を目の前にしながら、頭の中では古楽器による演奏・録音に聴かれる生き生きとした音楽の躍動を求めていた私にとって、バッハを弾くという行為はいささか混乱の伴うものでした。アーノンクールのアシスタントとしても活動していたアントニー・シピリ氏と2006年に出会って以来、その悩みは劇的に解消され、バッハをより深く知り、演奏したいと思うようになりました。この「イギリス組曲全曲演奏会」は、一晩の演奏会でバッハの作品を系統的に取り上げる自身初の試みです。楽譜の読み方、アーティキュレーション等について考慮を重ねてきた、そのひとつの成果をお聴かせします。ピアノでバッハを演奏する際、より素朴で自然な古楽器の演奏に近づけるようにするのは言うまでもありませんが、その一方でピアノにしかできない幻想的な響きの表現もあると私は信じています。バッハの鮮やかな舞曲様式をピアノで再現し、調性と性格の異なる6つの組曲それぞれの世界を描き分け、あらためてその全貌と魅力を皆様にお伝えします。 |
出演者について
山田剛史(やまだ・たかし/ピアノ)
1982年生まれ。奈良県出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。同大学大学院修士課程首席修了、修了時にクロイツァー賞受賞。ローム ミュージック ファンデーションの奨学生としてケルン音楽大学で研鑽を積み、2010年国家演奏家資格を取得。1999年第53回全日本学生音楽コンクール高校の部大阪大会第1位。2002年第1回名古屋国際音楽コンクールピアノ部門第1位。2007年第5回東京音楽コンクールピアノ部門第1位および聴衆賞受賞。ソリストとして、これまでに秋山和慶、梅田俊明、ズラタン・スルジッチの各氏の指揮、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、大阪チェンバーオーケストラと共演。また室内楽、歌曲伴奏にも力を注ぎ、東京芸術大学声楽科のティーチング・アシスタント、ケルン音楽大学の伴奏アシスタントを務めたほか、幅広い演奏家たちから信頼を得ている。2011年東京文化会館小ホールおよび大阪・いずみホール(日本演奏連盟制作)にてリサイタルを開催。バッハから武満徹に至るさまざまな作品を的確に描き分け、好評を得た。これまでにピアノをクラウディオ・ソアレス、迫昭嘉、ニーナ・ティシュマンの各氏に、室内楽および歴史的演奏解釈をアントニー・シピリ氏に、歌曲伴奏を星野明子、コンラート・リヒターの各氏に師事。秋篠ユング・ムジカ2期生。現在、国立音楽大学ピアノ科非常勤講師。