チケットは完売いたしました。当日券はございません。
主催公演
主催公演
アンサンブル・ア・ラ・カルト
Fauré and more Fauré
フォーレ ピアノ五重奏曲 全曲演奏会
2024 12/7(土)
15:00開演
フォーレ没後100年記念、若手トップクラスが集結、フランス室内楽の至宝
近代フランス音楽の発展へ大きく貢献した音楽家として挙げられるのがドビュッシー、ラヴェル、そしてフォーレの3名です。フォーレの代表曲として「レクイエム」や「シシリエンヌ(シチリアーノ)」などが今日でも知られていますが、ドビュッシー、ラヴェルに比べると知名度はそれほど高くないのかもしれません。
パリ音楽院の教授や院長として当時のフランス音楽界を牽引する存在でもあったフォーレ。周囲の支持を受けつつも常に控えめだった彼の姿勢は、表面的な派手さによらない慎ましく内省的な作風として音楽にも反映され、その傾向は晩年になるほど強まります。歌曲やピアノ曲といった小規模曲を得意としていたフォーレは室内楽曲にも挑み、彼独自の作風と合致した名作を遺しました。
没後100年にあたり、とりわけ中期以降の傑作と名高い2つのピアノ五重奏曲をお届けします。みずみずしい旋律、匂い立つような情感、深い祈りのような静けさを湛えた、まさにフランス室内楽の至宝に対して、“フォーレが弾けるなら…”と、若手トップクラスの精鋭が集いました。
フォーレは次男フィリップに宛てた手紙で次のように語っています。「私にとって芸術、とりわけ音楽とは、可能な限り人間を今ある現実から引き上げてくれるものなのです。」フォーレが音楽に見ていた世界と、さらにその先の世界を、垣間見る演奏会となることでしょう。
出演 | 郷古廉(ヴァイオリン) |
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曲目 | ▼ガブリエル・フォーレ:ピアノ五重奏曲 第1番 ニ短調 op.89 |
座席 |
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料金
完売
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チケットは完売いたしました。
一般/¥4,500 ●価格は税込みです |
発売日 | 2024年07月16日(火) / 友の会優先予約:7月12日(金) |
主催 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
協賛 | 鹿島建設株式会社 サントリービバレッジソリューション株式会社 |
問い合わせ先 | ザ・フェニックスホールチケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
備考 |
●未就学児のご入場はご遠慮いただいております。 ●都合により出演者、曲目などが変更になることがございます。 |
出演者について
郷古廉 (ヴァイオリン) GOKO Sunao, violin
2013年8月ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。現在、国内外で最も注目されている若手ヴァイオリニストのひとり。1993年生まれ。宮城県多賀城市出身。2007年12月のデビュー以来、各地のオーケストラと共演。これまでに勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。ジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコの各氏のマスタークラスを受ける。使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与される。2019年第29回出光音楽賞受賞。2024年4月よりNHK交響楽団第1コンサートマスターに就任。
小川響子 (ヴァイオリン) OGAWA Kyoko, violin
葵トリオのヴァイオリニスト。奈良県出身。東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。ベルリン・フィルハーモニー・カラヤンアカデミーを修了。 第10回東京音楽コンクール弦楽部門第1位、聴衆賞を受賞。リヨン国際室内楽コンクール二重奏部門第3位。葵トリオとしてARDミュンヘン国際音楽コンクール、ピアノ三重奏として日本人団体初の第1位を受賞。葵トリオでは6枚のCDをリリースし、レコード芸術誌に特選盤に選ばれて好評を得た。 サントリーホール室内楽アカデミー3期、4期フェロー。 室内楽奏者、ゲストコンサートマスターとして、国内外で演奏活動を行う。 2024年4月より名古屋フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任。
中恵菜 (ヴィオラ) NAKA Meguna, viola
京都市出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン マスター課程修了。Quartet Amabileのヴィオラ奏者。第65回ARD ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位に入賞、2019年YCA国際オーディション優勝、第10回横浜国際音楽コンクールアンサンブル部門第1位、第12回ルーマニア国際音楽コンクール アンサンブル部門第1位。今井信子、マルタ・アルゲリッチ、ダン・タイソンの各氏と共演。 テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、B→C、ヴィオラスペース、東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、その他多数出演。 新日本フィルハーモニー交響楽団元首席奏者。使用楽器は宗次コレクションより特別に貸与されたMontagnana。
水野優也 (チェロ) MIZUNO Yuya, cello
第89回日本音楽コンクール第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、黒栁賞、徳永賞、全部門を通じて最も印象的な演奏に対し贈られる増沢賞を受賞。第13回東京音楽コンクール第1位及び聴衆賞、第31回青山音楽賞新人賞など他多数受賞。ソリストとして東響、東京フィル、日本フィル、読響、大阪響、京響などと共演。国内外でのリサイタル、室内楽公演、国際音楽祭への参加などにも意欲的に取り組む。ジャパン・ナショナル・オーケストラコアメンバー。特待生として桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了。ハンガリー・リスト音楽院にてミクローシュ・ペレーニに師事。現在、ザルツブルク・モーツァルテウム大学にてクレメンス・ハーゲンに師事。
水谷友彦 (ピアノ) MIZUTANI Tomohiko, piano
1992年生まれ。大阪音楽大学演奏家特別コースを首席で卒業。同大学院修士課程を修了後、渡欧。ハンガリー国立リスト·フェレンツ音楽大学にて研鑽を積む。宝塚ベガ音楽コンクール第2位など、さまざまなコンクールで入賞。これまでに芹澤佳司、横田知子、青柳晋、仲道郁代、芹澤文美、ガーボル・エックハルト、レイフ・オヴェ・アンスネスの各氏に師事。《The Bartók Journey to 2031》と題したバルトークを中心に据えたプロジェクトに取り組むなど精力的に演奏活動を行っている。また室内楽奏者としても幅広く活躍し、郷古廉、水野優也、松井拓史と共に開催しているレクチャーコンサートシリーズ《ピアノ三重奏の歴史》は好評を博している。大阪音楽大学で非常勤講師として後進の指導にも力を注いでいる。全日本ピアノ指導者協会正会員。