共催公演
フェニックス・エヴォリューション・シリーズ
「音景と解像度」 山田唯雄×黒崎拓海
ギター&ピアノ デュオ・リサイタル
2026 2/17(火)
19:00開演
共通のモチーフを通して聴く、それぞれの魅力。ギターとピアノ 異なる解像度を持つ楽器たち
私たちはドイツのワイマール音楽大学にて学び、ソロの分野で互いに切磋琢磨を重ねてきた他、クラシックギターとピアノによるアンサンブルを経験する機会も多く得ました。その中で互いの楽器に於ける共通項や可能性について興味深い知見を得、2024年から二人でのデュオの活動を始動しました。音量や音数、圧倒的な転調の自由度を誇り、特にロマン派以降覇者となったピアノ。対して同時代、一時勢いを失いながらも、クラシック音楽史に今も確かに存在するギター。この2つには “一人の奏者によって完結した音楽世界を表現できる” という共通の個性があります。壮大なグラン・ポプリで幕を開けるコンサートは、共にオペラを題材とするそれぞれのソロの作品へと続きます。続く後半は印象主義とその影響下にある作品が並びます。時代が下ることによって広がった表現の可能性が、それぞれの楽器の上でどのような姿で現れたかに迫ります。このプログラムを通して2つの楽器双方の魅力をお伝えできればと思っております。
出演 | 山田唯雄(ギター) |
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曲目 | ▼J.N.フンメル & M.ジュリアーニ / ギターとピアノのためのグラン・ポプリ Op.79/93 |
座席 |
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料金 | 一般前売/¥3,000(友の会会員/¥2,700) ●価格は税込みです。
【チケット発売日】未定 |
主催 | 「音景と解像度」デュオ・リサイタル実行委員会 |
協賛 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
問い合わせ先 | 「音景と解像度」デュオ・リサイタル実行委員会 io.yamada@icloud.com ザ・フェニックスホール チケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
出演者について
山田唯雄(やまだ・いお/ギター)
2023年、WFIMC加盟の世界で最も権威あるギターコンクールのひとつ「ミケーレ・ピッタルーガ国際(伊)」にて日本人として30年ぶりの優勝を果たす。その他国内外20を超えるコンクールにて受賞を重ねる。日本、ドイツ、オーストリア、イタリア、スペイン、ハンガリー等各地で演奏活動を行い、18年リリースの1stアルバム「1.0 (Sylphide Records)」はレコード芸術誌特選盤に選出。24年秋には2枚目となる「IO YAMADA」をCONTRASTES RECORDSよりリリース予定。これまで山田直樹、藤井敬吾、荘村清志、江間常夫、高田元太郎、A.ピエッリ、R.ガレン、T.ミュラー=ぺリング各氏に師事。京都堀川音楽高校、東京音大、ウィーン国立音大(第一課程)修了後、ワイマール フランツ・リスト音大修士課程卒業。現在同大学Konzertexamen課程に在籍中。2018・2024年度ロームミュージックファンデーション奨学生。
黒崎拓海(くろさき・たくみ/ピアノ)
北海道旭川市出身。東京藝術大学卒業。同大学院修士課程を首席で修了。大学院修了時に、クロイツァー賞、大学院アカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア大賞を受賞。ワイマール音楽大学修士課程ピアノソロ科を最高点の成績で修了。ドイツ留学に際して文化庁新進芸術家海外研修制度より助成を受ける。 これまでに岡理香子、横山幸雄、田代慎之介、原田英代、津田裕也、バラジュ・ソコライ、トーマス・シュタインホーフェルの各氏に師事。 第8回せんがわピアノオーディション最優秀賞及び市民審査員賞。 第12回リヨン国際ピアノコンクール特別ディプロマ授与。 第6回リヴォルノ国際ピアノコンクール特別賞、等。 これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演。日本、ドイツにてソロリサイタル等の演奏会に出演。 2024年度銘楽堂支援アーティスト。現在、東京藝術大学附属音楽高等学校非常勤講師。