当日券は13:00より販売いたします。
主催公演
ティータイムコンサート
ティータイムコンサートシリーズ174
ミハル・カニュカ ピアノトリオ・プロジェクト
2024 11/15(金)
14:00開演
チェコ×日本、名手によるピアノ三重奏の名曲
ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門最高位他、数々の国際コンクールに上位入賞を果たし、現在はプラハの春国際音楽コンクール会長などの要職を務めるチェコを代表する音楽家ミハル・カニュカさんと、現在は東京藝術大学の教授であり、ミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ部門で日本人として初優勝した伊藤恵さん、日本国際音楽コンクール(ヴァイオリン部門)を最年少で優勝した漆原朝子さん3人による超豪華なピアノトリオが実現。プログラムもこの3人に相応しい歴史的名曲を選曲。ピアノ三重奏の醍醐味を存分にお楽しみください。
出演 | ミハル・カニュカ(チェロ) |
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曲目 | ▼ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 「大公」op. 97 |
座席 |
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料金 | 『1回券』と『6公演セット券』の発売日が異なりますのでご注意ください。 ■1回券
発売日 友の会優先予約…2/17(土) ———————————- ■6公演セット券 発売日 友の会優先予約…1/27(土) ●モロゾフのお菓子お土産付き |
主催 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
協賛 | 鹿島建設株式会社 サントリービバレッジソリューション株式会社 |
問い合わせ先 | ザ・フェニックスホールチケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
備考 |
●未就学児のご入場はご遠慮いただいております。 ●都合により出演者、曲目などが変更になることがございます。 |
出演者について
ミハル・カニュカ(Michal Kanka /チェロ)
1960年プラハ生まれ。ミルコ・シュカンパの指導により7歳でチェロを始め、プラハ音楽院でヴィクトル・モウチュカ(ヴラフ弦楽四重奏団)の下で研鑽を積む。ヨセフ・フッフロ(スーク・トリオ)の下で学んだプラハ芸術アカデミー時代の1983・84年には、グレゴール・ピアテイゴルスキー・セミナーに参加し、アンドレ・ナヴァラ、モーリス・ジャンドロン、ポール・トルトウリエらの指導を受けた。1980年プラハの春国際音楽コンクールで名誉賞受賞。翌年、チェコスロヴァキア(当時)国内コンクールでグランプリを獲得。1982年チャイコフスキー・コンクール、1983年プラハの春国際音楽コンクール(第1位)などで上位入賞を果たす。1986年にはミュンヘン国際音楽コンクールの勝者となった(第1位なしの第2位)。カニュカは、チェコ・フィル、プラハ放送響、バイエルン放送響、ベルリン・ドイツ響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、ローサンヌ室内管、プラハ室内管、プラハ室内フィルなどのトップ・オーケストラとも共演を重ね、リサイタルも世界各国で開いてきた。また、プルノ・フィルでは1995年以来定期的にソリストとして客演を続け、プラハ放送響では2003年から指定ソリストとして活躍している。その演奏は放送で度々紹介されていることはもちろん、CDも多数リリースしており、いずれのレコーディングも数々の受賞を得るなど極めて高く評価されている。室内楽分野でもその活動は精力的で、1976年にマルティヌー・カルテットを結成。1986年から2022年までプラジャーク・クヮルテットのメンバーとして、世界中の主要なコンサートホールに立ち、プラーガ・デジタルズで数々のCDを録音している。2017年からはウィハン・カルテットのメンバー、さらに2019年からはターリヒ・カルテットのチェリストを務めている。使用楽器はフランスの名工クリスチャン・バヨンによる2006年製で、同じくフランスのニコル・デュシュリュー2000年製の弓を使用している。ミハル・カニュカは現在、プラハの春国際音楽コンクール会長、プラハの春国際音楽祭芸術委員、ボフスラフ・マルティヌー財団理事などの要職を務めており、まさにチェコを代表する音楽家として揺るぎない評価と地位を獲得している。
漆原朝子(うるしはら・あさこ/ヴァイオリン)
東京藝大付属高等学校在学中に日本国際音楽コンクールで最年少優勝。ジュリアード音楽院卒業。1988年N響定期公演デビュー、ニューヨークでリサイタル・デビューし絶賛を博す。マールボロ音楽祭でルドルフ・ゼルキン等と共演、ザルツブルク音楽祭などにも登場。2003年以後シューマンとプラームスのヴァイオリンソナタ全曲ライヴCDを相次いでリリースして極めて高い評価を得る。2006年にはシューマン没後150周年を記念してヴァイオリンソナタ全曲演奏に加えて、大阪(現日本)センチュリー響と遺作のヴァイオリン協奏曲を演奏し注目と賞賛を得る。2008~2009年にはべリー・スナイダー、ロータス・カルテットと共に『シューベルト:ヴァイオリン作品全集』をレコーディング。B.スナイダーとは 20年以上にわたってデュオを組んでおり、2009年にオール・シューベルト、2010年には生誕200周年記念シューマン・プログラムなどテーマ性をもったリサイタルツアーをその後2013・2015年にも行った。また、2012~2013年には東京と大阪でべートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全曲ツィクルス(ピアノ=鈴木慎崇)を行い、聴衆にひときわ深い感銘を与えた。近年では、大作エルガー:ヴァイオリン協奏曲を指揮者ジョセフ・ウォルフと共に2013年広響定期、2015年群響定期・東毛定期、2017年兵庫芸術文化センター管定期(三公演)で共演を続けており、兵庫での演奏はライヴレコーディングCDとしてリリースされて話題となり各方面より高評を得ている。平成26年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。現在、東京藝術大学教授、大阪音楽大学特任教授。
伊藤 恵(いとう・けい/ピアノ)
ザルップルク・モーツアルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ライグラフ氏に師事。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールピアノ部門で日本人として初優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン国立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本ではN響との協演、各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍。CDの代表作は、シューマンピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1~13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルトピアノ作品集1~6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。最新盤は「ショパン/ 24の前奏曲、シューマン /クライスレリアーナ」。また、サイトウ・キネンフェスティバル松本はじめ武生国際音楽祭、軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加。2008年からの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。