当日券は13:00より販売いたします。

公演終了

主催公演

ティータイムコンサート

寺田悦子&渡邉規久雄 デュオリサイタル

2021 11/12()

14:00開演

ベテランの新たなる挑戦

ベートーヴェン四手連弾の極致

2019年にデビュー50周年を迎えた寺田悦子と、当ホールの音楽アドヴァイザーを務める渡邉規久雄によるピアノ・デュオコンサート。今回は全て1台のピアノを2人で演奏する四手連弾曲でまとめられています。メインで演奏されるのは、ベートーヴェン晩年の傑作弦楽四重奏曲「大フーガ」。ベートーヴェン自身が四手連弾用に編曲した楽譜を使用し演奏します。また、出版当初(1869年)から大人気だったブラームスのハンガリー舞曲集は、現在はオーケストラ版が有名ですが、実は四手連弾版が最初に発表されました。誰もが知っている有名な第5番も演奏予定です。

出演

寺田悦子、渡邉規久雄(以上ピアノ)

曲目

▼ベートーヴェン:
  ゲーテの詩「君を思う」による四手のための6つの変奏曲 WoO.74
  四手のための「大フーガ」 変ロ長調 op.134
▼ブラームス:ハンガリー舞曲集 WoO.1より 第1番~第6番
 ほか(予定)

座席
  • 指定席
料金
発売中

一般/¥3,500(友の会会員/¥3,150)
学生(25歳以下)/¥1,000(限定数・当ホールのみのお取扱い)
*各種クレジットカード利用可
*お菓子サービス付

 

***年間通し券/全7公演*** 
一般価格/¥25,000 ⇒ 友の会会員価格/¥21,000(会員お一人様2席まで)
*通し券のご購入は、友の会にご入会いただくと大変お得です!

 

発売日 2021年01月19日(火)
主催 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
協賛 鹿島建設株式会社
サントリービバレッジソリューション株式会社
協力 モロゾフ株式会社
問い合わせ先 ザ・フェニックスホール チケットセンター
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
備考

出演者について

寺田悦子(てらだ・えつこ/ピアノ)

村田節子、近藤孝子、田村宏の各氏に師事し16歳でウィーンに留学。在学中の18歳の時に一時帰国し東京でオールショパン・プログラムによるデビュー・リサイタルを開いた寺田悦子は2019年1月にデビュー50周年を迎えました。
ウィーンでは自らもベートーヴェンとショパンの演奏を得意とした若き名教師ディーター・ウェーバーから薫陶を受け、21歳でウィーン国立アカデミーを最優秀賞で卒業後に渡米、ジュリアード音楽院大学院にてロシアン・ピアニズムを引き継ぐサッシャ・ゴロドニツキに師事。インディアナ大学ではボザール・トリオのピアニストとして著名なメナヘム・プレスラーに師事しアシスタントを務めました。この11年間に及ぶ欧米での研鑽中の1977年、アルトゥール・ルービンシュタイン自身が審査した第2回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで第3位金賞を受賞して注目を集め、1978年にはリーズ国際ピアノ・コンクールにも入賞。日本ショパン協会賞、飛騨古川音楽賞などを受賞しました。
その後は、「プラハの春」等の国際音楽祭への出演、東京・大阪・名古屋など国内各地や、英国、ドイツ、フィンランド、ロシア、ラトヴィア、アメリカ、メキシコ、パナマ、ペルーでのソロ・リサイタル、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏、国内外での渡邉規久雄とのデュオ・コンサート、N響をはじめとする日本の主要オーケストラ、イスラエル・フィル、ヘルシンキ・フィル、ドレスデン・フィル、北BBC響他数多くの海外オーケストラとの共演、2019年6月にはサントリーホールでの渡邉曉雄生誕100周年記念公演で日本フィルとガーシュウィンの協奏曲を共演するなど、透明感のある音色と豊かな情感で聴衆を魅了し活躍を続けるとともに、日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール全国大会等数多くのコンクールで審査員を務め、ドイツやオーストリアで演奏とマスタークラスを行なうなど、後進の指導にも積極的にあたっています。
ショパン作品集 「ノアン」 「ノアンⅡ」、渡邉規久雄との「デュオ・ピアノで聴く “春の祭典&ラフマニノフ”(レコード芸術誌特選盤)」等のCDをリリース、高い評価を得ています。

 

渡邉規久雄(わたなべ・きくお/ピアノ)

北欧、特にフィンランド音楽に造詣が深く、中でもシベリウスを生涯のライフワークとして演奏活動の中心に据える渡邉規久雄。2003年,2007年,2010年,2015年,そして2019年と5回にわたって歩んできたシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズがすべてCD化され、シベリウス生誕150年記念の年であった2015年にはNHK-BSプレミアムのクラシック倶楽部 『シベリウスの室内楽の世界』 に出演、東京と大阪で行ったオール・シベリウス・プログラムによるリサイタルの東京公演がNHK-FMで放送されるなど、シベリウス・ピアノ音楽の第一人者として活躍してきた長年の功績は、2015年12月にフィンランド・シベリウス協会から歴史と伝統ある 《シベリウスメダル》 を授与されるという栄誉に結実しました。
林美奈子にピアノの手ほどきを受けて以降、ピアノを林秀光、梅谷進、アベイ・サイモン、ジョルジュ・シェボック、スタニスラフ・ネイガウスに、室内楽をヤーノシュ・シュタルケルに、作曲法を野田暉行に師事。1974年インディアナ大学を成績優秀賞で卒業、1976年に同大学院を修了。同年7月のデビュー・リサイタル以降、ショパンのポロネーズ全曲、シューベルトの最後の3曲のソナタ、シベリウス・プログラムなどによるリサイタル、ラトヴィアの首都リガやヘルシンキ、東京、大阪、名古屋等での寺田悦子とのデュオ・リサイタル、国内はもとよりサンクトペテルブルグ、モスクワ、ハバロフスクなどでのオーケストラとの共演、2019年6月にはサントリーホールでの渡邉曉雄生誕100周年記念公演で日本フィルとガーシュウィンの協奏曲を共演など、国内外で精力的に演奏活動を行っています。
CDはシベリウス全集のほかに、寺田悦子とのデュオ・ピアノ「春の祭典&ラフマニノフ」(レコード芸術特選盤)、「シベリウスのヴァイオリン作品集Ⅰ・Ⅱ(ヴァイオリン:佐藤まどか)」など。
武蔵野音楽大学ピアノ科特任教授、あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザーを務めています。