当日券は13:00より販売いたします。
主催公演
ティータイムコンサート
トリオ ソ・ラ
2019 11/22(金)
14:00開演
ロマン派から新ロマン主義音楽へ。
ピアノトリオ現在形。
独自の企画でピアノトリオの新たな地平を切り開くトリオ ソ・ラ。今回も意欲的なプログラムを携えて登場します。注目すべきは現代の2作品。美しいハーモニーとメロディが折り重なっていくヒグドン作品、リズミカルで躍動感溢れる吉松作品、どちらも独創的で耳心地の良い作品です。現代音楽は難解であると敬遠されている方にこそ聴いて頂きたいです。プログラムの中心には王道シューベルトを据え、まさにロマン派から新しい時代を追い求めるような内容となっています。お楽しみに。
出演 | 谷川かつら(ピアノ) |
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曲目 | ▼スーク:ピアノ三重奏のためのエレジー 作品23 |
座席 |
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料金
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一般 ¥3,000 →友の会価格 ¥2,700
【年間通し券/全7公演】
【発売日】 |
主催 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
協賛 | 鹿島建設株式会社 サントリービバレッジソリューション株式会社 |
協力 | モロゾフ株式会社 |
問い合わせ先 | ザ・フェニックスホール チケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
備考 |
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出演者について
Trio SolLa(トリオ ソ・ラ)
2013年4月に東京でベートーヴェンのピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲のソリストとして出逢った3人の奏者が意気投合して組んだピアノ三重奏、「Trio SolLa(トリオ ソ・ラ)」は1年後に東京でデビュー公演を果たし、「才色兼備の閨秀演奏家によるピアノ三重奏」「名手3人のノリのいい名演はまた格別」「素晴らしく錬れた名演」と、各音楽誌で高い評価を受けた。
メンバーそれぞれがニューヨーク、パリ、ベルリンの三都と東京に活動の拠点をもつソ・ラは、それを特色にしたプログラミングへのこだわりを持ち、スタンダードなピアノ三重奏曲のほかに歴史に埋もれかかった作品に光を当てたり、2016年には日本の若手作曲家を代表する山根明希子に作品を委嘱するなど、オリジナリティに溢れる演奏活動を行っている。
現在トリオは主にフランスと日本で活動しており、東京以外では大阪のあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールに招聘されて公演を行うなど、ピアノ三重奏の新しい世界を切り開きながらヨーロッパの伝統を継ぐものとして、稀有なバランス感覚をもつ、音楽界でも存在が際立つグループとなりつつある。(SolLaは3人の名前のイニシャルSKY=空とフランス音名のソとラに因み、─三都に離れていても大空のもとで音楽が繋がっているように─との願いをこめて命名された。)
谷川かつら(たにがわ・かつら/ピアノ)
国内外20以上のピアノコンクールで優勝。これまで、モスクワ国立交響楽団、新ミレニアム祝祭オーケストラ(スペイン)、フランクフルト国立管弦楽団など多数のオーケストラとピアノソリストとしての海外公演を行なったほか、チェコのプラハ音楽祭、カラモア国際音楽祭(NY)などにも参加。室内楽活動は、イツァーク・パールマン室内管弦楽団(NY)、チェコ八重奏団(東京)、ウィーンフィル、ウィーン交響楽団の首席管楽器奏者からなるウィーン・ウィンド・アンサンブル(東京・名古屋)と日本・米国での共演に加えて、ウィーンでの室内楽コンサートにクインテットのピアノ奏者として招聘された。
2017-18シーズンは、デーム・マイラ・ヘス・コンサートシリーズ、ベーツ大学オリン・コンサートシリーズ、ローリック美術館コンサートシリーズなど、様々なコンサートにソリスト・室内楽奏者として招聘されている。
CD録音としては「ベートーヴェン・Complete Works Cello and Piano」(‘05年、レコード芸術推薦盤)。「谷川かつらリストを弾く」(‘08)、アンサンブル・バウムガルテンと共演した海外録音盤「Portrain From Vienna」(‘09)を、リリースしている。
谷川かつらは、ヨヘベド・カプリンスキー教授師事のもと、ジュリアード音楽院ピアノ科を卒業。その後米国コロンビア大学での美術史の学位をエール大学音楽学部大学院でボリス・バーマン師事のもと、音楽学修士の学位を取得している。
瀬川祥子(せがわ・さちこ/ヴァイオリン)
4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科を首席で卒業後、同大学ディプロマコース入学。その後モスクワ音楽院、パリ国立高等音楽院第三課程ほかで学ぶ。ベルリン芸術大学大学院を卒業し、国家演奏家資格を取得。第32回全日本学生音楽コンクール小学校の部全国第1位。第332回日本国際音楽コンクール奨励賞受賞。イタリア、ヴィオッティ国際音楽コンクール最高位受賞。鷲見三郎、小林健次、江藤俊哉、ヴァレリー・クリモフ、ヴヴィクトル・トレチャコフ、レジス・パスキエ、トーマス・ブランディスの各氏に師事。
これまでにモスクワ・フィル、モスクワ交響楽団、ジョルジュ・デュマ交響楽団(ルーマニア)、メキシコ州立管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、東京ニューシティフィルなどと共演。また、ヤング・プラハ、ポルトガル音楽祭、カラス音楽祭、東京の夏音楽祭、ベイニャック音楽の夕べなどに招かれる。ドイチェランド・ラジオ、ラジオ・スイス・ロマンド、NHK-FM「名曲リサイタル」などにも出演。日本、インド、ロシア、欧州各地などでリサイタルなどのソロ活動のほか、室内楽奏者としても活躍中。
最近はフォルテ・ピアノとのデュオ、トリオなど活動の幅を広げている。アンサンブル・ナフェアのメンバー。
イザイ無伴奏ソナタ全曲(フォンテック)、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ(integral classic)などのCDがリリースされている。
水谷川優子(みやがわ・ゆうこ/チェロ)
6歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了マイスターの称号を得る。ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースで研鑽を積みながらザルツブルク室内管弦楽団首席奏者、ザルツブルク・ゾリステンのメンバーとして活動を開始。第6回東京国際室内楽コンクール優勝、齋藤秀雄賞、アサヒビール賞、イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝、バロックザール賞ほか多数受賞。今までに勝田聡一、松波恵子、ハイディ・リチャウアー、故アルトゥーロ・ボヌッチ、室内楽を故ハンス・ライグラフ、メナヘム・プレスラー、ハーゲン弦楽四重奏団の各氏に師事。
最新のソロアルバム「COM ANIMA~魂をそえて」はレコード芸術誌で準特選盤、優秀録音に選出。ソロ活動のほか「Trio SolLa」「Ensembleφ」「スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ」「一山水(能管、ピアノ、チェロ)」のメンバーとして精力的に演奏する傍らで少年院やホスピスへの訪問演奏を続けている。その多彩な活躍ぶりが注目されメディアへの出演も多く「勇気づけ、包んでくれるよな暖かい音色」(東京新聞)「心をノックするチェロ」(毎日新聞)「聴衆を感動に巻き込む個性」(音楽誌サラサーテ)などと評されている。
現在は日本とドイツを拠点にヨーロッパ各地、エジプトなどからも招聘を受け高い評価を得ている。