当日券は13:00より販売いたします。
主催公演
Phoenix OSAQA
ジャパン・ストリング・クヮルテット
2016 3/18(金)
14:00開演
日本の「ベートーヴェン四重奏団」が奏でる、新旧ウィーン楽派。
日本を代表するヴェテランソリストと、アンサンブルの達人でつくるハイブリッドな弦楽四重奏団。ザ・フェニックスホールではこの10年、グループ創設の狙いだったベートーヴェンの作品演奏を重ねてきた。今回は、一時代前のモーツァルトを久々に取り上げるほか、世紀末の作曲家ヴェーベルンの小品にも挑戦。新旧ウィーン楽派を立体的に描く、音楽のタイムトラベル。合奏の真髄を若い世代に伝える教育・普及事業「Phoenix OSAQA」もお楽しみに。
出演 | 久保陽子(第1ヴァイオリン) |
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曲目 | モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K387 |
座席 |
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料金
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一般 ¥4,000 → 友の会 ¥3,600 |
発売日 | 2015年09月29日(火) |
主催 | あいおいニッセイ同和損害保険(株) あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
協賛 | 鹿島建設(株) |
助成 | 公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団 |
問い合わせ先 | ザ・フェニックスホール チケットセンター 06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業) |
備考 |
出演者について
ジャパン・ストリング・クヮルテット(Japan String Quartet)
1994年4月、ヴァイオリンの久保陽子と久合田緑、ヴィオラの菅沼準二、チェロの岩崎洸の4人は国際交流基金による日本文化紹介派遣事業の一環としてフランスと中近東を巡演、各地で好評を博した。この成果をもとに翌95年、「ジャパン・ストリング・クヮルテット」の前身「クボ・クヮルテット」を結成。創立時からベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲演奏を目的に掲げて研鑽を積み、95年から3年間、計6回にわたり東京・津田ホールで定期公演を行った。演奏の模様がNHKで放映されるなど、多くの室内楽ファンの注目を集めた。そして2000年、彼らはベートーヴェンの魅力の新しい発見を目指し、再び弦楽四重奏曲全曲演奏に挑み始めた。この活動を主軸に、異なる作曲家の弦楽四重奏の名作にも取り組み、幅広い聴衆獲得にも努めている。あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールには1996年6月以来出演を重ねている。
久保陽子(くぼ・ようこ/第1ヴァイオリン)
3歳でヴァイオリンを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科在学中に、ジャンヌ・イスナール、斎藤秀雄に師事。1962年チャイコフスキー国際コンクール第3位、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール、ロン・ティボー国際コンクールではそれぞれ第2位に入賞後、スイスで巨匠ヨーゼフ・シゲティに師事。クルチ国際コンクール第1位。弘中孝と共に桐五重奏団を結成し、1974年民音室内楽コンクール入賞、斎藤秀雄賞受賞。現在は、無伴奏作品のリサイタルをはじめとするソロ活動、室内楽活動に力を注いでいる。
久合田緑(くごた・みどり/第2ヴァイオリン)
東京藝術大学在学中の1968年にJ・D・ロックフェラー3世財団などのスカラシップを得て渡米。ジュリアード音楽院、インディアナ大学に学ぶ。東儀祐二、鷲見三郎、服部豊子、イヴァン・ガラミアン、ジョセフ・ギンゴールド、フランコ・グッリ、アイザック・スターンに師事。1976年より日本での演奏活動を始め、日本テレマンアンサンブルのソリストとして活動した後、「久合田緑弦楽四重奏団」を1994年まで主宰。現在、大阪音楽大学教授、華頂女子高校音楽科芸術顧問・講師、京都市立芸術大学名誉教授。
菅沼準二(すがぬま・じゅんじ/ヴィオラ)
ヴァイオリンを岩崎洋三、ヴィオラを井上武雄に師事。東京藝術大学専攻科修了。巖本眞理弦楽四重奏団に長く在籍、ヴィオラ奏者としての力量を認められる。第7回毎日芸術賞、芸術祭賞、レコードアカデミー賞、第22回芸術選奨文部大臣賞、モービル音楽賞、その他受賞多数。1976年から90年までNHK交響楽団首席ヴィオラ奏者を務める。1989年第9回有馬賞受賞。現在、東京藝術大学名誉教授。オホーツク音楽祭in紋別のディレクター。NHK交響楽団客演首席奏者。
岩崎洸(いわさき・こう/チェロ)
11歳より斎藤秀雄に師事。桐朋学園高校を経て、アメリカのジュリアード音楽院に留学。レオナード・ローズ、ハーヴィー・シャピロ、パブロ・カザルスに学ぶ。ヤング・コンサート・アーティスト・オーディションをはじめとし、カサド、チャイコフスキーなどの国際コンクールに上位入賞。沖縄ムーン・ビーチ・ミュージックキャンプ&フェスティバルのディレクター、倉敷市文化振興財団音楽プロデューサーなどを務める。現在、桐朋学園大学特任教授、大阪音楽大学客員教授。
~聴いて育てる未来の名門
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール(大阪市北区)は、国内トップ級のベテランアーティストでつくる実力派弦楽四重奏団「ジャパン・ストリング・クヮルテット(JSQ)」を講師に迎え、公募・審査で選ばれた若手の弦楽四重奏団を指導・育成、あわせて聴衆の拡大も図る教育・啓発事業「Phoenix OSAQA(Open String Academy for Quartet Artists 弦楽四重奏を志す若者のための自由塾)」を本年度も2016年3月に行います。
この事業は、弦楽四重奏に携わる演奏家と聴衆の育成・拡大を目的としています。創設は2007年度で、本年度で9度目です。
事業の主軸は、JSQメンバーによる楽曲レッスン。公開で行うマスタークラスと非公開のレッスンから成ります。受講の対象は、関西をはじめ国内外の音楽教育機関や職業オーケストラなどに在籍、あるいはフリーランスで弦楽四重奏を学ぶ若い弦楽器奏者の方々。
指導にあたるJSQは、1994年の結成。世界を駆け巡るソリストと、日本を代表するアンサンブルプレーヤーとして活躍してきたベテランが結束した“ハイブリッドな”カルテットで、正に名実共に日本を代表する重鎮のアンサンブルです。彼らが一貫して取り組んできたベートーヴェンの弦楽四重奏曲を題材とし、次代を担う音楽家に楽曲の真髄や合奏の妙を教授します。
また、最終日には、指導を受けた弦楽四重奏団による「修了コンサート」を、当ホールを会場に公開で行います。
今回も全国から若い弦楽四重奏団8組が参加します。ベテランの指導で成長を目指す彼らの姿を、どうか見守ってください。
◆ Phoenix OSAQA 2016 ◆
2016年3月
19日(土) 11:00~17:40 弦楽四重奏公開マスタークラス 1日目
20日(日・祝) 11:00~17:40 弦楽四重奏公開マスタークラス 2日目
21日(月・振休) 15:00開演 受講生修了コンサート
《スペシャルトーク開催》15:00~16:00(予定)
音楽ジャーナリスト 渡辺 和 氏が語る
「ベートーヴェンのサポーター ~クァルテットの献呈先を手掛かりに」