2017年度フェニックス・エヴォリューション・シリーズ 公演決定

あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が芸術文化支援活動の拠点として設置、運営している音楽ホールです。優れたアーティストによる自主企画公演を開催する一方で、発表の機会を探っておられるアーティストの方々に呼び掛け、個性溢れる公演にこのホールを活用いただくことも重要な事業と位置付けています。｢フェニックス・エヴォリューション・シリーズ｣は、プロ・アマを問わず、音楽を愛するみなさまから公演の企画を募り、審査を経て選ばれた方々にホールと付帯施設を無料で提供しています。今回で募集は21 回目となりました。4 公演の枠に、国内外から27編のご応募をいただきました。去る7 月23日に選考検討会を開催し、識者の方々のご意見を伺ったあと、さらにホールで選考を進めた結果、以下の4 公演を入選と決定いたしました。

◆ 本年の選考アドヴァイザー（五十音順。肩書は選考当時）
　 大久保賢（評論家・音楽研究家）
　 竹内有一（京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター准教授）
　 谷辺晃子（朝日新聞社生活文化部記者）
　 淵上えり子（読売新聞東京本社文化部記者）
 

　　【 出演】

　　　智内威雄、有馬圭亮（以上ピアノ）

　　【予定曲目】

　　　▼J・S・バッハ：左手のための小前奏曲集（「左手のアーカイブ」プロジェクト編曲・制作）
　　　▼J・S・バッハ（ヴィトゲンシュタイン編）：シャコンヌ

　　　◆ 発売中
 

　　【 出演】

　　　濱田あや（チェンバロ）

　　【予定曲目】

　　　▼J=B・リュリ(濱田あや編)：抒情悲劇『アルミード』より「序曲」
　　　▼J=B・リュリ(J=H・ダングルベール編)：抒情悲劇『アルミード』より「パッサカリア」
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　抒情悲劇『アティス』より「ひとときの夢」
　　　▼ヘンデル(W・バベル編)： 歌劇『リナルド』より「私を泣かせてください」、「私は戦を挑み」
　　　▼ラモー：抒情悲劇『ゾロアストル』より「恋の嘆き」、「サラバンド」
　　　　　　　　オペラ＝バレ『優雅なインドの国々』より「未開人」、「シャコンヌ」
　　　▼J=N=P・ロワイエ： バレエ『グレナダの女王ザイード』より「ザイード」、「スキタイ人の行進」
　　　▼J・S・バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV1003より「グラーヴェ」
　　　▼J・S・バッハ(S・センペ編)：無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」
　　　▼J・デュフリ：三美神、シャコンヌ

　　　◆ 2017年1月発売予定

　　【 出演】

　　　谷本綾香（メゾソプラノ）、ホセ・マリア・ガジャルド・デルレイ（ギター）

　　【予定曲目】　

　　▼フェデリコ・ガルシーア・ロルカ：古いスペイン民謡集
　　　　1. 四人のラバひき　　　　　2. セビーリャの子守歌
　　　　3. ソロンゴ　　　　　　　　4. アンダ・ハレオ
　　　　5. ハエンのムーア娘たち　　6. チニータスの酒場
　　▼ホセ・マリア・ガジャルド・デルレイ：人生の歌曲集
　　　　1. ゆりかごの歌　　　　　　2. 貧しさの歌
　　　　3. 別れの歌　　　　　　　　4. 愛の歌
　　　　5. 青色の歌　　　　　　　　6. 生命の歌
　　▼ホセ・マリア・ガジャルド・デルレイ：さくら変奏曲

　　◆  2017年3月発売予定

　　【 出演】

　　　前田裕佳（ピアノ）

　　【予定曲目】　

　　　▼ドビュッシー：「ベルガマスク」組曲より”月の光”
 　　　　　　　　　　　『前奏曲集第2巻』より「霧」、「月の光が降り注ぐテラス」
　　　▼ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ「鏡」より”悲しい鳥たち”
　　　▼プーランク：「3つの小品」より”パストラル”、”トッカータ”
　　　▼O・メシアン：「4つのリズムのエチュード」より”火の島1″
　　　▼P・ブーレーズ：12のノタシオン、天体暦の1ページ
　　　▼H・デュティユ：レゾナンス、プレリュード
　　　▼T・ミュライユ：ラ・マンドラゴール
　　　▼G・ペソン：No‐Ja‐Li
　　　▼P・ルルー：AMA　1
　　　▼B・マントヴァーニ：明暗のための練習曲

　　　 ◆  2017年5月発売予定