2011年07月20日 出演者・曲目変更 重要

8月30日(火)の公演に関する重要なお知らせ

8月30日(火)19:00開演「今井信子presents 今井信子とヴォワラ・ヴィオラ!」のメンバーとして出演を予定しておりました、
ペイジュン・シューとファイト・ヘルテンシュタインが東日本大震災などの影響で来日できなくなりました。
代わってウルリッヒ・アイヒェナウアーとウェイティン・クオが出演いたします。何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

ファイト・ヘルテンシュテイン → ウルリッヒ・アイヒェナウアー
ペイジュン・シュー → ウェイティン・クオ

また、それに伴い、曲目が一部変更いたします。プログラムは以下の通りです。

ヘンデル/フォーブス:シバの女王の入城
ガース・ノックス:VIOLA SPACESより
ロジャース:映画「サウンド・オブ・ミュージック」よりエーデルワイス
ロータ:映画「ゴッドファーザー」より愛のテーマ
シューマン:幻想小曲集 作品73
バルトーク:44の二重奏曲 より
武満徹:鳥が道に降りてきた
西村朗:8つのヴィオラのための<桜>(2011年新作)
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051

<プロフィール>

ウルリッヒ・アイヒェナウアーウルリッヒ・アイヒェナウアー(ヴィオラ)
ドイツ生まれ。国際的なヴィオラ奏者ウルリッヒ・アイヒェナウアーは、これまでにカーネギー・ホール、ベルリン・フィルハーモニー、ミラノ・スカラ座などアメリカおよびヨーロッパの主要コンサートホールで演奏を行っている。またシアトル、クフモ、ケルン、モーリッツブルク、ヒューストン、ドナウエッシンゲンやベルリン芸術週間など世界の主要音楽祭に招聘されている。ドレスデン・フィルハーモニーの首席ヴィオラ奏者、メンデルスゾーン弦楽四重奏団(ニューヨーク)のメンバーを経て、現在スイス・ベルン高等音楽院教授。このほか、これまでにノース・カロライナ芸術学校、ハーバード大学、メニューイン・アカデミー、スイス・シオンのティボール・ヴァルガ高等音楽院で後進の指導を行っている。

ウェイティン・クオウェイティン・クオ(ヴィオラ)
台湾生まれ。9歳でヴィオラを始める。台湾ヴィオラ・コンクールで優勝後、急速に頭角を現し、行天宮弦楽コンクール、ヤング・アーティスト・ショーケース・ストリング・コンクール、国立台湾普通大学弦楽コンクールで優勝した初めてのヴィオリストとして、批評家からも注目を集めるようになった。台湾国立交響楽団のメンバーより賞を受け、「最も有望な若手演奏家」と称された。2008年タオス音楽祭に参加、2008年のプリムローズ・インターナショナル・ヴィオラ・コンクールではファイナリストとなった。 2009年東京国際ヴィオラ・コンクールに入賞、邦人作曲家賞も受賞。同年ラヴィニア音楽祭に参加。現在、ミルウォーキー交響楽団の准首席ヴィオラ奏者を務めている。

~今井信子氏からのメッセージ~
この度 私の最も信頼する二人のヴィオラ奏者をご紹介出来る事を光栄に思っております。
皆がウリと呼んでいるドイツ人の骨太の気質を持つウルリッヒ・アイヒェナウアーは、大変きめ細かい、日本人的な繊細さも備えています。彼はドイツの有名なデトモルト音楽院を優等で卒業してすぐに、ドレスデン・フィルハーモニーの首席奏者に就任、その後アメリカに渡り、メンデルスゾーン・カルテットの一員として演奏活動を行い、大学で教鞭も執りました。今回は偶然、ベルンの音楽院から一年のサバティカル(休み)を貰っていたため、この音楽会を引き受けてくれました。ウリはこのグループではお兄さん的な存在ですが、私と同様気持ちは若く、楽しい人です。
ウェイティン・クオは、2年前の国際東京ヴィオラ・コンク-ルの予備審査の際に、すでに私が感銘を受けた奏者のひとりです。彼は最終予選に残り、邦人作曲家賞を取りましたが、その後私の小樽の講習会に参加、彼の素晴らしさを再度認識しました。溢れる感受性とがっちりしたヴィオラの音はウリと似ているかもしれません。アジアからこのような人が出るのは嬉しい限りです。