2011年度公演

2011年8月3日(水)19:00開演  公演終了

富永伊津子 ヴァイオリン・リサイタル 
-続 シューマン生誕200年記念- 
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会 


 
ドイツ・ロマン派の巨匠、シューマン(1810-56)。今ではあまり演奏されない晩年の作品群の中の、特に豊かな感情と壮大な楽想を湛えた3曲のヴァイオリンソナタに光を当てます。長年、イギリス・ロンドンを拠点に活躍する若手アーティストによる演奏をお楽しみください。
座席 自由席   出演者  
料金 一般前売 ¥3,000 →友の会価格 ¥2,700
一般当日 ¥3,500 →
友の会価格 ¥3,150
学生前売 ¥2,500 / 学生当日¥3,000



  • あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールチケットセンター
  • 出演 富永伊津子(ヴァイオリン)
    サム・リュー(ピアノ)
    出演者
     
    曲目 シューマン:ヴァイオリンソナタ 第1番 イ短調 作品105
    :ヴァイオリンソナタ 第2番 ニ短調 作品121
    :ヴァイオリンソナタ 第3番 イ短調 WoO 2
    シューマンといえば、どんな曲を思い浮かべますか?ピアノのために書かれた小曲集・組曲や歌曲はとても有名です。では、シューマンの後期・晩期の作品と言えば何があるでしょうか? 3つのヴァイオリン・ソナタを含め、ミサ曲、レクイエム、室内楽曲その他にも様々な作品をシューマンは書き上げています。46年の短い生涯の中でシューマンは重い精神病を患いながらも、病と戦いながら創作活動を続けました。後期・晩期の頃には、心の奥深くからこみ上げてくる、何とも言えない感情と、彼の特徴である繊細さが混ざり合った壮大な作品が多くみられます。これらは、シューマン作曲の集大成と言えるくらい聴きごたえのある傑作ばかりです。
    その中から今回は、ヴァイオリン・ソナタ全3曲を演奏いたします。特に第3番のソナタは現在残っているシューマンの最後の作品だと思われます。彼の音楽に対する想い、彼の人生の回想とこれからの人生への希望が詰まった曲になっています。
    シューマン後期・晩期の人生は残っている資料も少なく謎も多いため、その時期に書かれた作品の存在すらあまり知られていません。そのために作品も現在の演奏会で取り上げられることがあまりないので、この演奏会を通じてシューマンと彼の作品に興味をもって頂ければ幸いです。
                                                                                (富永 伊津子)

    富永 伊津子(ヴァイオリン)
    大阪府生まれ。3歳よりヴァイオリンを始める。
    イギリスへ渡り、奨学生としてRoyal Academy of Music (英国王立音楽院)にてBachelor of Music(学部)、そしてMaster of Music (修士)修了。その後、Royal Northern College of Music(英国王立北部音楽大学)、Doctoral Course(博士課程)で学ぶ。ヴァイオリンを藤川真弓、Richard Deakin (リチャード・ディーキン)、室内楽をRichard Markson (リチャード・マークソン)に師事。長い芸術の歴史と伝統を持つロンドンで、クラシック音楽のあり方などの大きな影響を受ける。
    在学中には同校よりDavid Martin/ Florence Concert賞を含めPoulett賞そして、Bloch賞を受賞。2008年、Cavatina Music Competition(カヴァティナ音楽コンクール)にて優勝およびAudience賞を得る。最近ではThe Byrom Jeejeebhoy賞、勉学および演奏活動に最も貢献した生徒に贈られるThe Silver Medal Prizeを受賞。
    最近のイギリス国内でのコンサートではロンドンを中心にイギリス各地、ブリストル大聖堂をはじめ、チェルトナム音楽祭でのオープニング・コンサート、スコットランドではエジンバラを含む場所でリサイタルを行う。現在、イギリス・ロンドンを拠点に数々の都市でソリストとしてだけではなく、室内楽の演奏にも勢力的に取り組んでいる。
    Official Web: www.MansoonBow.com

    サム・リュー(ピアノ)
    カナダ・ヴァンクーバーにて Grace Schumuecker(グレイス・シューマッカー)よりピアノの手ほどきを受け、Dietmar Schumuecker(ディートマー・シューマッカー)に師事。渡英後はピアニスト/作曲家Douglas Finch(ダグラス・フィンチ)、Patsy Toh(パツィ・トー)に師事。
    Italian Culture Centre主催、“Il Circolo”コンクール、Piano Transcriptionコンクール優勝。ロンドンSt. John’s Smith Square(セイント・ジョンズ・スミス・スクエア)にてイギリス人作曲家Ronald Stevenson(ロナルド・スティーブンソン)のピアノ協奏曲第1番を演奏。同作曲家の80歳記念コンサート、YAMAHA Artist Service Europe主催コンサートを含め、イギリス各地、カナダにて演奏活動を行う。
    これまでに、オペラ・シンガーBettina Jonic (ベティーナ・ジョニック)、ピアニスト Leslie Howard (レズリー・ハワード)とも共演している。
    ピアノソロ、室内楽だけでなく、指揮にも勢力的に取り組んでいる。これまでにカナダで演奏を披露した他、最近ではモーツァルト「La Finta Giardiniera」(偽の女庭師)のロンドン公演も成功させた。
    現在、ロンドンを中心にソロ活動をはじめ、室内楽の共演にも意欲的に活動している。